ホットヨガは通常のヨガとは違い、体の柔軟性が高まる温度・湿度のなかで行なうヨガのことです。ホットヨガは、インド人のビクラム・チョードリーさんが約40年前に始めたと言われています。少し前から、男性(女性も？)の間で流行っているサウナは”高温の蒸気の中で座った状態で汗をかく”行為ですが、ホットヨガでは”適度な温度の中で運動しながら汗をかく”という違いがあります。たくさん汗をかき、老廃物の排出を促進させるデトックス効果のあるホットヨガは、女性の間で人気のようです。

このホットヨガの大きな立て看板が、伊都キャンパスに行く途中にあります。以前は気が付かなかったので、比較的最近できたようです。オレンジ色の背景の中、白抜き文字で大きく”ホットヨガ”と書かれています。それだけなら｢最近流行りのホットヨガ教室が、伊都キャンパス近くにも出店したんだな｣程度で驚くことは無かったのですが、店名の『LAVA』を見て驚きました。

lava(ラヴァ)は普段はあまり使わない英単語ですが、溶岩のことを意味します。溶岩は、火山噴火時に火口から吹き出たマグマを起源とする物質のうち、流体として流れ出た溶融物質と、それが固まってできた岩石のことを指します。私はフレッシュな溶岩は見たことありませんが、ちょっと前(明治・大正・昭和)の溶岩なら鹿児島の桜島で何回か見ています。

溶岩の温度は普通は900度から1100度くらいですが、組成によっては1200度を越えるものもあります。サウナの蒸気が100度だとしても、10倍くらいの高温です。そんな高温なものの代名詞である”溶岩(LAVA)”を店名にしたヨガ教室のネーミングセンスには脱帽です。

この教室では、さぞかし”熱いレッスン”が行なわれていることでしょう。ホットヨガにはダイエット効果もあるようなので、ちょっと興味があります。