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”ラー麦”畑でつかまえて

『ライ麦畑でつかまえて』はサリンジャーの有名な小説です。一応、私も大学生の頃に読んだことがありますが、その内容は忘れてしまいました。サリンジャーのオマージュではないですが、今日の記事のタイトルはライ麦ではなく、”ラー麦”です。

『ラー麦』は、全国有数のラーメン県である福岡県がラーメンのために開発した小麦の名称です。簡単にいうと、”ラーメン用の小”です。正式な品種名は『ちくしW2号』ですが、一般的にはラー麦の愛称で知られています。

ラー麦は、平成20年秋から福岡県内で一般栽培を開始した比較的最近の品種です。翌平成21年11月9日から販売が開始されたのを記念し、販売開始の日である11月9日は、超ローカルな記念日である”ラー麦の日”に制定されています。

今日の10時から14時近くまで、現在進行中の研究プロジェクトの調査地選定のために、伊都キャンパスがある糸島半島周辺と糸島市の二丈岳周辺の下見を行ないました。地図で見つけた目ぼしい地域周辺を、公用車で行ったり来たりしながら下見をしました。

その時に気付いたのですが、糸島市周辺には”ラー麦”畑が広がっていました。もうすぐ収穫できる頃なのでしょう。小麦が僅かに緑色を残しながら黄色く実っていました。日本で消費される小麦のほとんどは外国産ですが、福岡では国産小麦の栽培に拘っているようです。がんばれラー麦。

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