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阪急の中吊り広告 定量的な表現の〇と×

今朝のTV「スッキリ」で
阪急の中吊り広告がSNSで炎上した事件が取り上げられていた。
特に話題になっていたのは、

『50万円もらって毎日生き甲斐のない生活を送るか、30万円だけど仕事に行くのが楽しみで仕方がないという生活とどっちがいいか』

という一文(記憶が正確でなかったらゴメンナサイ)。

「今時は、普段の仕事であいまいな表現に出会うと『もっと定量的に示せ』と叱り、叱られる。だから、ついこういう表現をしちゃうんだなぁ」
と思わず笑えた。

金額を外して、
『毎日生き甲斐のない生活を送るか、仕事に行くのが楽しみで仕方がないという生活とどっちがいいか』
としたら、文句を言う人はほとんどいないだろう。

しかし、今の世の中のビジネス面ではこういう定性的な表現を嫌う。ビジネス面のマインドではこれは何も言っていないに等しいと感じる。
みんなビジネス面、生活面、社会面などいろいろな面を持って生きている。
気持ちよく生き抜くには面の切り替えを上手にやらないといけないんだけど、これがなかなか難しい。

何事も定量的に表現すると厳密性は増すが普遍性は減少する。言い換えればコトバの「ふくらみ」が減る。こういうのを「世知辛い世の中になったものだ」というのだろうか。

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