恋愛から結婚へのアップグレードとは

突然、何を言い出すか…って感じなんだけど1枚のマンガから妄想が始まった。

ネコロスさんTwitterより

この漫画の彼女への回答を色々妄想してた。

確かにそうなんですが、現行バージョンのサポート期限がそろそろ切れますよ?

とりあえず、既存の脆弱性は定期アップデート時に対応しておきますね♪

え?
だったら、ずっとアップデートし続けろ?
いやぁ、流石に前世代前のアーキテクチャで保守し続けるにはコストが掛かり過ぎるし、世間の需要にアンマッチしてるんで…

それでも使い続けたいなら、一切の保証なしで仮想環境内で動作環境を準備しててもいいですが…全くお勧めしませんよ!

そんなこんな考えた時、
・そもそもなんでアップグレードが必要なのか?
・いやいや、アンインストールもあるよね?
ってな事を考えてたらある考えが浮かんだ♪


まず、この漫画で言いたい事を明示的にテキスト化してみた。
(ギャグマンガで絶対しちゃダメなことだろうが…)

1.付き合って長いし
 →カップルになって長期で運用してきたので
2.夫婦にアップデート
 →カップルから夫婦になろう、つまり結婚しよう
3.不具合あった時
 →カップルで仕様と夫婦での仕様に相違がある
  その仕様相違のせいで二人の仲が悪くなる時
4.ダウングレード
 →夫婦からカップルへ戻る事

って事で重要な事は
「カップルから結婚という二人のプラットフォームの変更」
について書かれてると理解した。

では、男女がカップルになるまでのフローを考えてみる。
1.男性(個体A)と女性(個体B)が存在する
2.男性と女性が恋愛(化学反応)を起こす
3.恋愛によりカップル(個体Aと個体Bの共同体)が誕生する
4.カップルの上に個体Aは”彼氏”となり、個体Bは”彼女”になる

ここで超重要且つ面白いのは
個体はカップルというプラットフォーム上では「彼氏(彼女)」と認識される
という事。
それともうひとつ
最大の目的は恋愛(化学反応)の継続
という事。
主役は彼氏でも彼女でもなく、ましてやカップルでもなく恋愛そのものである事。

このnoteを書いてる途中に
「プラットフォーム使わなくて良くない?」
と思い立ったのだが、やはり使う必要があるのに気付いたので余談として書いとく。
そもそも「プラットフォーム」とは”共通の土台”的な意味を持つ。
ITの世界で言えばOSはプラットフォームの一つだし、日本の経済においては資本主義がプラットフォームになってる。政治で言えば民主主義がプラットフォームかな?
広義の意味では「規格」や「概念」もプラットフォームだろう。
では、プラットフォームを使わなかったらどうなるか?
ぶっちゃけどうもならない。
どうもならないが、想像を絶するほどコストが掛かる。
(それはどうもならないとは言わないだろうが)
WindowsやMacというプラットフォームを使わずにソフトウェア開発をするには凄い労力と時間が掛かる。
お金を使わずにこの日本で生活するには相当のサバイバル能力と人脈が必要だろう。
んで、ここで話していくカップルや夫婦もプラットフォームの一つの考えになるんだが、カップルの概念や夫婦のルールなくして恋愛は成り立つのだが、全てを一から作って行かねばならない。
例えば、一夫一婦制という法律がある事だけでなく、なぜそうしないといけないのか。そうしなければ何が起こるのか、いつからそうなったのか、というか本当に我々はそれが正しいのか。
カップルと言うのは何をしてよくって何をしちゃダメなのか、どういう事をして欲しくてどういう事はして欲しくないのか。
これを自分が好きになった人に全部伝えないといけない。
毎日毎日自分が当たり前と思ってる事を伝え続けないといけない。
伝えたから理解してくれたかな、と思いきや言ったから伝わるほど人間の説明能力も理解力も高くないので何度も何度も言わないといけない…
これがプラットフォームを使う利点。
自由度とハイコストのどちらを取るかは自由だが、プラットフォームを使わない(若しくは相違するプラットフォームとの融合)とはどういう事かってのは理解しとくのは良い事だと思う

この定義における要素は以下の通り
・彼氏(個体A)
・彼女(個体B)
・恋愛(化学反応)
・カップル(共同体)
この定義の元、「カップルの継続」を考えてみたい。
何も変化しなければ継続しないはずがない。
なので、その継続を阻害する”変動・変化”するものは何かを考える。

カップルが変化する時は、恋愛が変化した時だ。
しかし、カップルそのものが勝手に自律的変化はしないと思われる。
あ、法律や社会定義が変われば、カップルそのものが変わらずとも意味は変わるかもね…それは今回は除きます。

では、恋愛が変化する時は?
確かに恋愛は化学変化であるから意図的にコントロールできないので、勝手に変化しそうだけども、それは要素の変化があってからこそ起こるもの。
って事で、これまたカップルの変化要因にはならないかな、と。

最後に彼氏と彼女だが、これもカップルというプラットフォームの上では変化はしないと思う。
しかしそれは”彼氏(彼女)”としての場合である。
彼氏(彼女)である前に、独立・自立した人間と言う”個体”なのだ。
つまり、生きている以上個々の人生を送っているという。
テレビを見て新しい事を知ったり、仕事で新しい経験をしたり、運動をして筋肉量が増えたり…と日々様々な変化が起きている。
という事は、この個体の変化により恋愛と言う化学反応に変化が見られ、その変化した恋愛が現行のカップルというプラットフォームが適しているかどうかという判断必要になってくる、と言う訳だ。


そこで、先ほども記載したが最大の目的は「恋愛」そのもの。
その恋愛と言う予測不可能な化学反応に対応するために、カップルというプラットフォームをコントロールしないといけない訳だ。

もし、恋愛という化学反応の規模が大きくなったら…
(規模が大きくなるというのも抽象的だが、子供が生まれるでも良いし、彼氏が大リーガーになるでもいいし、彼女が起業するでもなんでもいい)
カップルをアップデートするか、アップグレードする必要があるだろう。
例えば、アップデートであれば遠距離恋愛や同棲などだろうか。
アップグレードは言わずもがな結婚し夫婦になるという事だろう。

もし、恋愛という化学反応の規模が小さくなったら…
カップルをアップデートするか、ダウングレードすればいいだろう。
例えば、アップデートであれば同棲の解消や会う頻度を減らす、など。
ダウングレードは友人や知人に戻る、とかでしょう。

アップデートなのに同棲の解消なの?
と思ったかもしれないが、アップデートとは必ずしも機能追加や性能向上だけではない。
アップデートとは「環境に合わせて適切にすること」である。
これは進化論の誤謬にも通ずるが、足し算する事や現状において優秀であることを進化とは呼ばない。
パンダは指が6本あるらしいが、それが人間にとって有意義であれば進化と呼べるだろう。しかし、6本によって生活しづらい場合はその変化は必ず淘汰され後世に残る事はない。即ち退化とも言える。
逆に指が4本の方が都合が良いならば、指の本数が減ったとしてもそれは進化と呼ぶ。

更に、もし恋愛と言う化学反応が起きなくなった、若しくはいずれかの個体に悪影響が及ぼされた場合はアンインストールすればいいだろう。
そして、新たな化学反応が起こった際には、それに対して適切なプラットフォームを選べばよい。

って事で、マンガへの最終コメントは

拡張性及び必要性と、デグレードリスクを比較したうえでアップグレードしなくて良いと判断したならば、そのレベルの恋愛規模なんだろうな


因みに、システムで表現するとこんな感じかな?

NGiNXさんとMySQLさんが出合いました。
二人は意気投合し、協力してBLOGサービスを作ろうと思いました。
これが恋です❤
その恋はWindows11というプラットフォーム上で動かすことになりました。
NGiNXさんはWindows11へインストールした瞬間にBLOGサービスの「Webサーバー」として動きました。
MySQLさんはWindows11へインストールした瞬間にBLOGサービスの「DBサーバー」として動きました。

NGiNXさんとMySQLさんは機能向上や脆弱性の対応でお互いにそれぞれのバージョンアップをしていきました。
時にはそのせいでBLOGサービスに不具合が生じたりしましたが、アップデートによりサービスは継続できました。
お互いに出来る事が増えて行った時、BLOGより大きなシステムを作りたくなりました。
ユーザー数も今の数十倍の規模を想定しています。
もう、Windows11では耐えられません。
そうして、プラットフォームをAWSへアップグレード(移行)する事に決めたのでした。

…ってストーリー考えたけど、これだとプラットフォームの移行だけじゃなくて、場合によってはDBサーバーのアップグレード(移行)も伴うな(笑)
システムの比喩はうまくいかなかったけど、それ以外は備忘録としてはよく考えられたと思ったので、ヨシ!



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?