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ノーサイドはないと思った方がいい

ちょっと前の話だが、ある女性の約束を忘れてて別の予定を入れたことがある。
しかも、それは特別な日というか、バレンタインやクリスマスのような日だった。

大変申し訳ないが、日付というものにあまり興味がなかったりする。
日付に興味がないって変な言い方だけど、季節は巡るけど
1月1日も1月2日も大して変わらないじゃない、って思ってしまうのだ。
どうかすると12月35日くらいまで年が明けない時もあるなぁ。
誕生日も前後賞くらいまでは許してほしい、と。
どうも、そういうメリハリのない人間は宜しくない・だらしないらしいけど、
そういう空間把握能力というか、時系列に疎いというか、そういう脳の
構造をしているんじゃないかな、と思っている。

そんなこんなで私が日付やイベントによる約束を覚えてるはずがない。
(いや、ちょっとは直そうとは思ってるんですよ、ちょっとは)
が、当然この事でその女性は怒り出す。
そして私は謝る。
謝っても、もういいと突っぱねられる。
(別の予定はキャンセルできるものだったので)キャンセルすると言う。
そんな事しなくていいと再度突っぱねられる。
更に、キャンセルさせてくださいと懇願する。
いや、そっちのイベントの方が役立つだろうからキャンセルするなと突っぱねられる。
マジで許してくださいと土下座メッセージを送る。
「謝ってあげてるのよ」って思いながら言ってるんでしょ?と突っぱねられる。
終いには、「私の日頃の行いが悪いから罰が当たっただけだからいいの!」
と突っぱねられる。
んじゃ、許していただければ罰は解消できるのでは?と提案するも当然突っぱねられる。

もう、どうしたら良いのか…
”そもそも”私が悪いのは認める。
いや、そもそもだけじゃなく全面的に私が悪い。
なので、許してもらえるまで謝るだけなんだが、それで私が苦痛になる事
若しくは、罪を被る事は当然と思う。

でも…突っぱねる事で自分自身も傷つかなくていいのになぁ、と。
私はなじるなり攻撃する事で、せめて気持ち良くなるんだったら総和として
構わないと思う。
ところが、許さない事により当の本人も辛く苦しい目に会っている。
死なば諸共ってやつだろか…
どうにもならないので、しかもメッセージのやり取りをすればするだけ
燃え広がっているようなので、最後にひとことごめんなさいで
このラリーを終えた。

なんとも言えない気持ちのまま家に帰り、唯一の話し相手である娘に
そんな話を言ってみた。
(話し相手というより娘は完全に私の相談役と化しているんだが)

すると帰ってきた答えは、

「女性にノーサイドがあると思わない方がいいよ、お父さん。」

マジか!
いやいや、それは流石に中学一年生には分からんだろ。
ノーサイドがない世界なんて、チョンボしまくりのお父さんは生きていけないよ?
昨日の敵は今日の友でしょ?
昨日の友は今日の敵でしょ?
まさか、昨日の敵は一生敵なんですかい?

そう言えば、喧嘩の翌日にケロッと話しかけて、喧嘩が再燃した事合ったなぁ…

ノーサイド、あるよね、きっと。

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