ダイエット中にひとかけらのチョコも食べちゃダメな理由

先日、女性タレントが同性である女性の文句を言う番組があり晩飯食べながら見ていた。
ぶっちゃけ、あんまり気分の良い企画ではないけれども、どういうところが
同性同士気に入らないのかを知りたかったので、ちょっと怖いもの見たさで
見ていた。
文句の多くは裏表がある人に対する嫌悪のようだったが
それは女性特有ではなく、どんな人でもきっと嫌じゃないかなぁと思った。
特に笑う事もなく、
「こういう番組が男女差別を助長するのかもなぁ…」
なんて考えながらもチャンネルはそのままでいた。

すると、娘も来てその番組を見る。
刹那!
「私、こういう番組嫌い」
と。
あら、素敵な事を言うわね、うちのお姫様は♪
んじゃ、ぼちぼちチャンネル変えましょうかね…って時のトーク内容で
「『私ダイエット中なんですよぉぉ』とか言ってチョコレートの
ひとかけらも食べない女がいるんだけど、それしきじゃ変わんねぇよ!」
って愚痴コメントがあった。
これには私も
「それは正しいよねぇ、大したカロリーじゃないもん」
とボソッと言ったかと思うと、その刹那!
「カロリーが高いか低いかじゃないのよ!
チョコレート美味しいじゃん!
せっかく何日もチョコレート我慢してるのよ!
そのひとくちを食べてしまったら思い出してしまうじゃないの!
チョコレートの美味しさを!」
と娘が激しく反論してきた。

なるほどな、と。
確かにダイエットはカロリーを抑える若しくはカロリーを消費する事が方法のひとつであろう。
なので、運動したり食事制限をする訳だ。
その中で食事制限をするにあたって、場合によっては食べたいものを
我慢しなければならない事もあるだろう。
せっかく我慢して、その快楽をその美味しさを忘れようとしているのに
それを思い出すなんてふりだしに逆戻りになる訳だ。
なんて非道で残虐な行為であろうか!
ダイエットとイリーガルな事象を比較するのは不適切かも知れないが
アルコール依存や薬物依存の人が必至で止めようとしているのに
悪魔のささやきのようにそれらを勧めるのは確かに酷い事だ。

なんだかんだで番組の罠にはまり思考を停止してしまった自分を
恥じるのと同時に、ちょいちょいキットカットを買ってきてしまっていた
事が娘を苦しめる事となっていたんだなぁと猛省したのであった。

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