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【映画100選 超ショートレビュー 第16回】七人の無頼漢(1956)

 砂漠を横移動するキャメラが捉える、ランドルフ・スコットの清々しい佇まいは、この映画の原題に相応しい端正な表情を纏わせ、ヒロインに頬を寄せる別れの挨拶に半端ない熱量のエモーションを焚きつける。
 幌馬車の中のスコットとリー・マーヴィンの切り返しのサスペンスは視界を遮るもののない裸の舞台である砂漠の対決において、視線と弾丸の交錯が瞬時に入れ替わる、高速の切り返しとなって回帰する!

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1956年製作/78分/アメリカ
監督:バッド・ベティカー
原題:Seven Men From Now
日本初公開:1957年6月22日



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