感情の結晶化

中学生の時かな。
地元の滅多に行かない図書館で
中学生の人生相談を脳科学者の人が答える、みたいな本を読んだのを急に思い出した。

その本で、今も心に残っているのは
「感情には『結晶化』の時間が必要」っていうもの。
正確には失恋を乗り越えたい時にはって質問に対して、いわゆるマイナスな感情を乗り越えるには「結晶化」させると良い。というものだった、と思う。

なんでも、ただの粒でも寄り集まってギュッと固まればキレイな結晶になるように、マイナスの感情も感じることをごまかさないで浸ることで、思い返しても平気(思い返しても平気じゃないものはトラウマというらしい)なものになるらしい。

それまでマイナスの感情は表に出しちゃいけないものだと思ってて、感じてもダメなものと勘違いしていた自分にとって全く新しい世界の切り口を見せられた気がしてずっと残ってる。

で、本には続きがあって、結晶化には時間がある程度必要らしい。
人によっては海にを眺めに行ったり、家に何日かこもって本の世界に浸ったり。方法は色々あるらしいけどその本の中で比較的短時間で結晶化できる方法として紹介されていたのが「音楽」だった。確かに5分あれば1曲きける。そこに妙に納得したのは僕が音楽好きの中学生だったからだろうか。

僕がいいなと思い、一過性ではなく、折に触れて聴きたくなる楽曲にはいくつか特徴があることに気がついた。

その1つが「それを聞くと思い出す気持ち・風景・人の顔…がある」というものだ。

それがさっきまで聞いていたBUMPの「カルマ」「R.I.P」「ray」だったりするわけだが、(いやBUMP OF CHICKENばっかりやないかいと思ったあなた。さすがです。ここ数日聞きたい欲が高いのですよ。)
その中に欅坂46の「2人セゾン」がある
正確には「サイレントマジョリティー」を聞くと何曲か挟む時もあるが大体セゾンを再生してしまう僕がいる

どうやら、僕は世界に欅坂46の魅力を語らないと死んじゃう病なようなので(そんなものはない)、かのグループについて書こうと思う。

(続)

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