【仮想通貨noteレビュー】ゆうたすRCI3+α

著者:@yutas001
500円
★★★★☆

MACDシグナルと、RCIシグナル、VIXを組み合わせたインジケーターを、Trading Viewで使用する権利が500円であり、冒頭の説明文に書かれていることを読めば何ができるのかがわかる。

冒頭の説明文を読んでよくわからないというのであれば、まずはわからないところをしっかりとググってから購入することをおすすめする。

基本的には、RCIの中長期線のクロスに、シグナルを出してくれるというシンプルなインジケーターである。
RCIの設定値はデフォルトなので、すでにRCIのクロスを使いこなしている人は購入の必要はない。

では、500円出してこのインジシグナルを使うメリットはなにか。初心者養分目線で考えてみた。
養分同志諸兄の中に、こんな人はいないだろうか。

・とりあえず感覚でエントリーして、利益が出たら利確、損失がでたら損切り
・損切りしたら戻ってきた。損切りしなかったらそのまま行ってしまった
・利確したら更に伸びた。利確しなかったら帰ってきた
・ヒゲキャッチしたと思ったらそのままブレイクした
・ブレイクすると思ってポジったら戻ってきて損切り
・戻ってくると思って静観してたらブレイクした

これはおそらく偶然ではない。大口やチャート職人は、我々養分の思考を見透かし、行くと見せかけて行かず、行かないと見せかけて行くということを意図して仕掛けてくる。

とくに、レジサポ付近での攻防は、ガチャガチャエントリーイグジットを繰り返して、知らない間に損失が膨らんでいる、ということは誰しも経験があるだろう。

それはなぜか・・・

ブレイク直前までノーポジで、ブレイクしそうな方向にエントリー、そして戻ってきて損切りを繰り返しているからだ。
これがもし、次ブレイクする方向を予め知っていて、その反対方向のヒゲで早めにエントリーできていたら・・・
どれだけブレイクラインで騙しが何度あろうと狼狽することはないだろう。
だって、エントリーしてからほぼずっと含み益なのだから。

では、次にブレイクする方向を知る方法はあるのか?

もちろんそんな方法はないが、それを高い精度で予測してくれるのが、RCI3linesというオシレーター系のインジケーターなのである。

詳しい説明は省くが、現在のトレンドを、時間足ごとに短期・中期・長期の3本で、0を中心に上下±100%のグラフで表示してくれる。
Trading Viewなら、1・3・5・15・30・45分足、1・2・3・4時間足、日足の11種✕3本の合計33本の情報を得ることができる(週足・月足もあるが、波が大きすぎるのでここでは省く)。

このnoteで得られるのは、、中期足が長期足を上または下から突き抜ける現象、「デッドクロス・ゴールデンクロス」のポイントを視覚的表示してくれるインジケーターの使用権である。

ただ、クロスポイントに丸いシグナルをつけただけのものではあるが、RCIを使ったエントリーポイントの検証が、非常にわかりやすくなる。

また、背景色のピンクと緑は、MACDの売り・買いシグナルである。
私は、この背景色は基本的にサポート的にしか使っていないが、より慎重なエントリーポイントの補完的役割をしてくれるだろう。

さて、この1週間ほど、このインジケーターのみを使ったトレードを実践・検証し続けてきた。
どの時間足のインジを見てきたかと言うと、分足から日足まで、11種類33本すべてのインジを常にチェックしていた。

常時画面に表示されるのは3種類に設定している。

・今見ているチャートの時間足
・3分足
・5分足

この3種である。

これは、スキャルピング用に設定したものだが、最終的にはスキャではなく、スイングにおちついた。
エントリーのルールは以下の通り。

①中長期が±70を超えた位置でデッドクロスもしくはゴールデンクロス
②且つ、短期線が同じベクトルの±80を折り返して帰ってきた時
③且つ、そのひとつ下の時間足の短期線が、同ベクトルの±80を折り返して帰ってきた時
④且つその一つ下の・・・以下同文

これは、理屈の上ではあるが、トレンドが変わるまさにその時である。これでほぼヒゲ近くをキャッチできるはず。

なお、①より遠い時間足でのRCIが、エントリー方向と同じ向きに向いていると尚良し。

イグジットのルールは以下の通り

①遠い足の目線が逆方向の場合は、短期線が反対側の±80に達した時
②遠い足が同じ方向の場合は、中期線が反対側の±80に達した時
③反対側の±80に達さずに折り返してきたもしくは反対側でクロスした時

これで、早漏利確がなくなり、持っているポジションを最大限伸ばすことができるようになった。

エントリーの際、短期線が折り返していないのに、±100%に達したからといって見切りエントリーしてしまうことがあるが、それは絶対に避けたほうがいい。
±80を超えても、完全に折り返してくるまではトレンドが続行することが多い。最後っ屁で、それまでの値幅以上に伸びてくることもよくある。
そして、このインジケーターは、最後の点と線は後出しなので、「今」折り返しているからと言って折返しが確定するわけではないことに注意してほしい。

それでは、実際のチャートを見てみよう。

これは、裏ガジェ氏が2回連続で1000万以上の勝ちを市場から抜いたときのチャートだ。


24日17時にトリプルクロス(パーフェクトオーダー)、29日7時にもトリプルクロス気味のゴールデンクロスが起こっている。
1回めのトリプルクロスは、TLがショートショートの大合唱だった。
そんな中でこの枚数のLポジションを持ち続けた裏ガジェ氏の胆力はバケモノと言わざるを得ない。

が、養分諸兄がこの2時間足のシグナルをもし見ていたら・・・
いっときの騙し下げやTLの相場観に狼狽することなく、上方向のブレイクを取れていたことだろう。
また、小さな利益で利確せず、2つ目の上げまで持っていることができただろう。

私はもちろんこのトリプルクロスに気づいていたものの、TLのショート大合唱に押され、シグナルを信じることができず、ロングで大損失を出してしまった。

もちろん、2時間足だけが全てではない。他の足すべてのRCIの方向を見て、チャートをいくつもの波のレイヤーとして捉えることができてはじめて使いこなせるようになる。
まずは、1日何回もすべてのオシレーターとチャートの相関を確認し、そのいくつもの波をチャートから立体的に捉えることができるようになると、一気に勝率は高くなる。

使いはじめて1週間、その感覚のさわりを捉え始められるようになってきた。そう、たった1週間で。

もちろん、スキャルピングにも使える。
1・3・5分足を同時に表示させ、上記のルールに則って動かすだけでそれなりにコツコツ稼ぐことができる。これも実証済みである。

ただ、自分的には数時間単位のスイングの方が性に合っているようだ。スキャの時間が取れないというのもあるが、何時間もスキャルのは相当疲れる。

最近の私のエントリーを見てみよう。

赤い矢印がS、緑がLである。

最初のエントリー以外、全てヒゲで決済している。

その後のエントリーポイント

①ショート
②利確
③ロング(ちょっと見切りで入ってしまった)
④利確
⑤ショート
⑥一部損切り
⑦ナンピン
⑧利確

決してうまいトレードではないが、ヒゲを指値でキャッチできるようになってきた。
また、⑤のあとの上げは、RCIを根拠に必ず帰ってくる確信があったため、狼狽損切りはしなかった。詳細は自信のnoteを参照されたい。

まだ使いはじめて1週間だが、0.2BTCが0.5BTCまで増えた。

使っているのは、このインジと自分で引いたレジサポラインのみだ。
BBも移動平均線もエリオットも使っていない。

ただ、RCIを使ったトレードは、いつぐらいにどの方向にトレンドが変わるのかとその強さまでしかわからない。
エントリー後のターゲットは、エリオット波動を組み合わせれば具体的に設定できるようになる気がする。
だから次にちゃんと勉強したいのは、エリオット波動だ。

さて、このRCIのインジケータ、パラメータはデフォルトなので、別に500円出してシグナルを買う必要などない、という人はスルーすべきだ。

このnoteを購入しても損しないもう一つの理由、それがサポートである。

著者のゆうたす氏は、非常にたくさんのnoteを公開しており、インジケーターの追加方法、ラインにアラートを送る方法など、無料のnoteが非常に充実している。
本垢の方でいろいろと問い合わせもしてみたが、とても丁寧にアドバイスしてくれ、全くの初心者でも問題なくTrading Viewにこのインジケーターを導入することができるだろう。

当然、まずは自分で調べてわからないことがあれば聞くのが礼儀ではあるが、ゆうたす氏は非常に(いい意味で)おせっかいな気質で、とても丁寧に色々と教えてくれる。
氏の対応を見て、購入者を放っておけないタイプの著者と判断した。

当然、このインジですぐに勝てるようになるわけではない。よく知られたRCIにシグナルがついた、シンプルなインジケーターだ。

だが、このRCIと1週間みっちり付き合って、やっと自分の手法と呼べるものが少しずつ見えてきた気がする。自分と相性が良く、価格も安い。そんな主観的な理由で★4つだ。

マイナス点は、少々インジが重いのか、スマホアプリだと読み込みに時間がかかったり、表示されなかったりする。電波の悪いところなんかでは、少々イライラしてしまう。また、他のnoteとは違い、手法や画期的なアイデアが記されているわけでもない。

自分の手法の欠点を補完したり、過去のエントリーの検証などをするときに、大きな力になってくれるだろう。

氏は、他のインジケータも販売しているが、自分にはこれが一番しっくりきたので、こちらをレビューさせていただいた。
興味のある人は、他のnoteも立ち読みしてみるといいだろう。

とにかく、このインジと共に、脱養分を目指していこうと思う。

もしサポートいただければ、九天に感謝しつつコーヒーを飲ませていただきます。サポートありがとうございます!