見出し画像

#024 買い替え必須のダイソンが登場!Dyson Digital Slimを3ヶ月使って分かったこと

 【木村ヒデノリのTech Magic #024 】今年6月に登場したDyson Digital Slimダイソン デジタルスリム(以下、デジタルスリム)はダイソン史上最軽量の製品だ。従来の軽量モデルであるV7スリム、V8スリムよりも軽量ということで注目されている。こと家電で高価な掃除機となると、買った後の買い替えを控えてしまいがちだが、デジタルスリムに関して言えば確実に買い替えをおすすめしたい。手入れのしやすさの向上と共に、ヘッドが小型になったことでもたらされる取り回しの良さは今までのダイソンとは一線を画している。ダストビンが横型になる以前のダイソンをお使いの方は少なくとも量販店などで一度手にとって違いを確かめてみてはいかがだろうか。

画像1

見た目からかなりスマートになったデジタルスリム、
充電ドック付きなど4モデルが存在する
写真は一番安価なモデルであるデジタルスリムオリジン
モデルごとにカラーは違うがオプション以外は全く同じ仕様

軽さより取り回しの良さが際立つデジタルスリム

 重さ1.9kg、パイプの全長も10cm弱短くなっている本機はまさに、日本向けの最先鋒機と言えるだろう。吸引力を犠牲にすることなく小型化された本機は、ダイソンの粋を集めた逸品だ。重さだけで比べると、筆者がこれまで使っていたDC61は1.81kgとさほど変わらない。しかしヘッドをつけてみると、床に支えられることもあってハンディよりもかなり軽く感じる。さらにコンパクトになったヘッドは狭い家具の下にも入りやすく、以前のフラッフィーシリーズと比べてかなり取り回しがしやすくなった。

画像2

ヘッドの大きさの違いは一目瞭然、掃除のしやすさも上がっている

そもそもフラッフィーヘッドを使ったことがない方は使った方がいい

 フラッフィーヘッドを見て、元々のヘッドと同じような印象を持っている人はぜひ一度使ってみて欲しい。というのも、以前の回転式ヘッドは髪の毛がすぐに巻きついてしまい、手入れが非常にしづらかった。だが同様の回転式であるフラッフィーヘッドを見て手入れが面倒だと考えるのは早計だ。筆者も驚いたが、フラッフィーヘッドにはまったく髪の毛が巻きつかない。どういう仕組みなのかメーカーに解説してもらいたいくらいだが、この写真を見ていただければどういうレベルなのかわかるだろう。

画像3

3ヶ月使ったまま清掃していないフラッフィーヘッド、
髪の毛が巻きついた様子は一切ない

画像4

以前の回転ヘッドの形状はこうなっており、髪の毛が巻きつきやすくなっていた

従来品から大幅に手入れが楽になった現行品

 ヘッドもそうだが、全体的にメンテが大変だったことは否めない。特にダストビンの中は構造が複雑になっており、どうしても埃が溜まってしまっていた。またそれを清掃するのも一苦労で、まずはダストビンを外し、その後電源を伴う箇所を外し、さらに分解してから清掃、と到底毎日手入れができない仕様だった。

画像5

DC61はダストビンを外してもフィルターが付いており、
これはマイナスドライバーなどで外さなければならない

画像6

フィルターを外すとこういう状況、毎回これを清掃するのは無理があった

 これに比べ、デジタルスリムはダストビンが外しやすくなっており、ゴミ捨ての際にメンテナンスするだけで綺麗さを保つことができる。特にビンのはずし方が手軽になっており、サイクロンで巻きついた長めの髪の毛なども簡単に綺麗にできる。毎回綺麗にできるというのは、清潔さ、吸引力を保ったまま継続的な運用が保てる意味でも非常に有効である。

画像7

ダストビンが横型になったことでメンテナンスのしやすさが格段に向上した

画像8

ダストビンは「1」と書かれているレバーを押すだけで簡単に取り外せる

強力な吸引力から清掃技能を最大限に引き出した良品

 他社と比べてダイソンは、確実に前モデルのデメリットを解決した新製品を出してくる印象だ。このデジタルスリムも例外でなく、吸引力など良い点は全て踏襲しつつも小型化を実現してきた。ここ最近のモデルから追加された背面ディスプレイも便利だ。DC61では予期せずバッテリーが切れてしまうことが多々あった。対してデジタルスリムでは、あと何分稼働するかディスプレイに表示されるため、作業に応じてペースができる。また吸引力もエコ・中・強の3段階に調整することが可能で、前モデルの2段階よりも調整がしやすくなった。

画像9

背面ディスプレイは残時間も表示してくれてとても便利

 実際は強モードが前モデルとほぼ同様の吸引力となっており、それ以下を2つに分けた形だ。こうなるとエコモードは吸引力が足りなそうだが、フラッフィーヘッドと組み合わせることで十分綺麗になるよう設計されている。逆にフラッフィーヘッド以外でエコモードを使うのは少々難があるので、中モード以上での運用をおすすめする。

画像10

ハンディ+エコモードで使いたい時はパイプを使わず直接接続する方法もある
意外と知られていないがフラッフィーヘッドは本体に直付けできる

総合的に見て掃除を次のステージに上げてくれる完成度の製品

 小さいヘッドで小回りが効く上に、残り時間も把握でき効率よく掃除が進められる。かつ、清掃後のメンテナンスが手軽とまさに非の打ちどころがない逸品に仕上がっているデジタルスリム。今までのダイソンとは一線を画す仕上がりになっているので、高かったからと旧モデルを大事に使っている方もぜひ買い替えて欲しい。自信を持ってそうおすすめできる本機だが、買い替えに当たって一旦サポートに電話するのはどうだろうか。実はサポートで案内できる限定モデルがあるようで、筆者は一番安いデジタルフラッフィーオリジン(¥64,900税込)を選んだものの、付属ツールに加えてフレキシブル隙間ノズルをもらうことができた。

画像11

オリジンに布団用ノズルを追加購入することで
最低限の予算で多くのオプションを揃えられる

 オンラインストアでも同様の特典が受けられるが、どういった部分に差があるのかわかりづらい部分もあるので一旦電話してみるのも良いと思う。

YouTubeにチャンネル登録していただくとnoteにアップしていない
最新ガジェットの良い点、悪い点、実際使っているところが見られます。
👇👇👇👇👇


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?