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「学び」のカタチ(家庭でできること)

21世紀の「学び」のスタイルは、「教える」から「学ぶ」へ

何度か書いていますが、21世紀の学びは、「教える」から「学ぶ」へ大きく変化していくと仮説を持っています。この2つの違いは、教えるが受動的に対して、学ぶは能動的である点です。手をひざの上においてしっかり聞くという受け身の姿勢が「教えられる」であることに対して、「学び」は自ら「興味を持った」ことを「調べて」、「アウトプット」することです。この3ステップをうまく子供が実践してくれたので紹介します。

ステップ1:「興味を持つ」

図鑑を眺めることに抵抗がないので、小学館の図鑑を手に取りました。車で移動中に付属のDVDを見ていて、クワガタ同士の戦いを見たことがきっかけです。

(家庭でできること)
いつでも、子供が図鑑を手に取れるように、リビングなどに本棚を用意しておくことはとても大切です。ここは、リビングでも、子供部屋でも同じじゃない?と思っていましたが、この数歩の差はとても大きな差があります。この僅かな手間をできるだけ省くしかけはとても大切だと最近実感しています。スマホなど(受動的に情報を収集できるもの)は逆に少し敷居を上げて、こういった図鑑などはなるべく敷居を下げる=ちょっとした時にすぐに手に取れるところに置く(扉のついている本棚を開ける手間も敷居をあげます。本当に小さな差ですが大きな差になります)


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ステップ2:「調べる」

まだまだ小学校低学年なので、DVDなどで学ぶことも多いです。今回は、パリーフタマタクワガタが強い!という付属DVDのチャプターを見て感じたようです。そこで図鑑にどのように掲載されているか?を見ようとするとなんとパリーフタマタクワガタが載っていない…

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(家庭でできること)
ぼ〜〜っとDVDをみているなだけのようで以外とちゃんと見ています。子供の観察力はすごいです。子供がふと発した言葉、「パリーフタマタクワガタって強いんだねぇ」を膨らませて挙げられる「問いかけ」とかが良いと思います
私:「なんでパリーフタマタは強いんだろう?」
子:「しらない」
私:「タコみたいに足が気に吸い付くのかな?」
子:「そんなわけないじゃん」
私:「じゃーなんで?」
子:「ハサミのちからが強いのかな?」
私:「そうかもね。他には?他のクワガタと何が違うんだろう?」

ステップ3:「アウトプット」する

相当パリーフタマタクワガタに興味を持ったようで、明日作ってみる!というので画用紙に絵でも書くのかと思ったら、LaQでクワガタを作り出しました。記事の一番上の写真のものです。今まで、なんどか保育園などでもLaQを作っていたため、特にマニュアルを見ること無くサッと作っていました。特に、二股のツノはとても良く表現されていてクオリティに関心しました。

この一連の流れで、観察力も身につき、表現する中で自然と昆虫の足は6本とかそういうことも気づき、図工のスキルも入っていると思います。一連の流れで、科目を切り離すことなく複合的にまなんでいるんだなぁと感じます

(家庭でできること)
ただの遊びのようで、LaQなども将来の表現力につながるので色々なものを広く用意してあげることが改めて大切だなと感じました

まとめ:家庭でできることについて

将来、子供が18歳になった時に、ミネルバ大学のような世界のトップ校にどのように教育の機会を用意しておけば入れるのか?日々思考錯誤しています。

今回の各ステップの家庭でできることを見ていただくと、「教える」の要素はあまり無いことに気づきます。逆に大切なのは、学びのための「環境」の整備。そして、この環境は本当にちょっとしたことが大きな「差」になると最近あらためて感じます。

サポートを検討いただきありがとうございます。サポートいただけるとより質の高い創作活動への意欲が高まります。ご支援はモチベーションに変えてアウトプットの質をさらに高めていきたいと考えています