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自由を追求した結果として社会が混乱し、人が死んでいく - ドナルド・トランプの正しさ -

僕はドナルド・トランプは、現段階では政治家として、そしてビジネスマンとして稀代の人物であると思っています。

彼がやろうとしていることは米国の大多数を占める層を護るための政策であり、その結果がグローバル世界から見れば保護主義として映るのです。

移民受入を制限すること、中国企業に市場を好き勝手させないこと、そして国際情勢について国家警察力を必要以上に誇示しないことなど、全てはアメリカの大多数を占めるプア・ホワイト層を護るための一連の施策です。

結果として、現時点でトランプはオバマよりも世界で人を殺していないミスター・プレジデントとしての地位にいます。決してそのような評価は大衆から、特に日本のマスメディアや一般人からはなされませんが。

唯一生き残った社会システムでありイデオロギーでもある資本主義の行き着く先としてのグローバル化と知識社会(頭の良い人間に富が偏在化する社会)を広めてきたのはアメリカであり、オバマ大統領です。そうすることが世界の平和に繋がると彼は恐らく信じていたでしょうし、支持者たちは各自の立場から支持したでしょう。

そして、資本主義、グローバリズム、自由主義はGAFAの急成長をもたらし、世界の人々は知識社会の到来によるテロリズムも含めた混沌とした社会の幕開けを静かに受け入れたのです。世界平和を求めたバラク・オバマはその結果として大量の人を殺すことになったのは皮肉ですが、それこそが私達が選択し受け入れた代償なのです。

自由を追求した結果として社会が混乱し、人が死んでいく。

これは動物の進化形態としての人間の必然であり、性と言えるのかもしれません。世界的な宗教の中に原罪というメカニズムが配置されているのは、過去の人々による人類の愚かさへの警鐘であると捉えられるかもしれません。

イギリスがEUから離脱し、フランスでグリーンジャージが暴徒化し、香港で大学生が行き場の無い怒りを無軌道に爆発させ、韓国人は日本に怒りの矛先を向け、日本人は個人がむき出しのままの憎悪を無抵抗な対象にぶつける。

全て資本主義、グローバリズム、自由主義が結果として必然的にもたらしたものです。何をするも自由なのですから。それが宗教観、哲学なのですから。

上記の恩恵を受けているリベラルは憂慮・批評こそすれ対策は講じません。そういう連中とは一線を画して、世界中にいるリベラルたちと楽しくやっていれば良いのですから。

日本人はどのような選択肢を採るのでしょうか?マイルド化です。日本人は怒らない。連帯しない。日本人は人というよりは物質的、自然の構成要素的な要素が強く、社会を構成することが得意ではありません。

現代においてもアニミズム的に生きる日本に住む人々はリベラル化がもたらす危険について本能的に感じており、その対策としてマイルド化していきます。

日本に住む人々は再び「物質」に戻っていくのです。
また、次回。

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