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『あぱとぅん』ぬいぐるみ製作 ふりだしへ戻る。

今までに試作品を3度作って、型紙を修正しながらぬいぐるみ化を進めてきた『あぱとぅん』ですが、やっぱりあのあともう1体縫い上げました。 最終試作品とした3つめまでの型紙の問題点を改善しながら、細かい寸法の調整と、素材の違いがあっても縫い上がりの形状が安定化できるように内部構造も試作。

細かく寸法や形状を調整した型紙

最終的には4体並べて、各部をよく見て検討しました。 そして……。

左から縫い上げた順に並べた

最初からやり直します!

ここまで進めてきて、やっと見えてきたことが色々あって、細かい部分の調整を重ねていくよりも3Dモデルから変更していったほうがより良いモノに仕上がると確信したからです。

一番こだわってきたのは “手”

ここまで重ねた試作品で一番こだわって修正と改善を重ねてきたのは手の部分でした。

最初は指が反り返ってた
2度目は指の開き方が気になる
型紙修正してフェルトで縫い上げた3体目
指の形状と開きにこだわって4体目は合格

この『あぱとぅん』というキャラクターのシンボルは7つの目玉頭の凹み、そして大きな手。 目玉は作る人によって素材や配置などで個性が出しやすいけれど、それ自体は型紙にあまり依存しないので試作ではあまり重視していません。 頭の凹みは地味に改善してきて3体目で満足の行く仕上がり。 苦労したのは手です。 それも4体目でほぼ満足の行く仕上がりに到達。

じゃあ、なぜ3Dモデルからやり直し?

口です
ぬいぐるみで凹みをキレイに出すのが難しいことは初めから承知していて、敢えてそこにチャレンジしていたんだけど、今回は何度か試してみた結果として口を閉じた状態のほうが良いと判断しました。 というわけで、3Dモデルからやり直しになるんですね。

口以外に、ポーズを変えたいというのも理由のひとつ。 せっかくだからキャラクターのデザイン画もきちんと画風作って描き直そう!
自分主体のものづくりは自分の気力が続く限り何度でもやり直しがきくからいいね。
楽しくなってきたぞ!!


サポートしてくれる人が増えると、新しい作品を作る余裕も出てきます。余裕は新たな可能性を見出す機会をもたらしてくれますね。新たな可能性からは今までと違った視点も生まれるかもしれません。