見出し画像

【work】 ポケットのついた文庫本カバー

文庫本が好きです。
新書やハードカバーよりもポケットサイズの文庫本がちょうどいい。 それは僕の手が小さめということもあるけど、なにより散歩が好きで、出先でパッと取り出して読めるのがいい。

昔、こういうブックカバーを作ってみたことがありました。

文庫本カバーのウェブ用POP

ポケットがついてるだけなんですけど、こういうものが無かったので自分用に作ったついでにいくつか販売用にも作ってみたんです。 使い込んでいくと表地のスウェードっぽいところが擦れて使用感出てくるのでなかなか気に入っていたんだけど、もうどこかに行ってしまった。

ポケットのついた文庫本カバー こうなってます

構造はシンプルです。 本を傷めないように上下の縫い代と表紙の差込口はロックミシン仕上げにしているのが多少のこだわり。

閉じてるとこんな感じ
ポケットの大きさはこれくらい
本の厚み対応もこのくらいできる

これを作って、自分でも使って気に入っていたんだけど、他の誰かが作った本にストラップをつけて(確か本に直接挟むようになってた)肩掛けできるやつを見た時、(本が傷んじゃうとかそういうことは置いといて発想のシンプルさで)敗北を感じた。 今は肩掛けバッグのような形のブックカバーと財布とスマホケースの機能が一緒になったモノがたくさん販売されてる。 しかし、これを作るときに肩掛けにしなかったのは "手に持つ" っていう行為がなんとなく近所のお気に入りの場所までの散歩っぽい感じがしてちょうどいいって思ったから。 肩掛けにしちゃうと自転車に乗るとか旅行するとかの範囲を網羅しちゃうからなんか文庫本っぽさが薄れる気がした。

自分が欲しいものを、自分のこだわりに従って形にするっていうのはとても楽しいです。 また何か欲しくなったら作ってみよう!

そういえば少し前に百均のスマホポーチを改造した記事書いたのを思い出した。 あれはベルトループに引っ掛けるタイプだったのをストラップ仕様に改造したものでした。【手縫い】 ダイソーのスマホポーチ改造

次回は以前プリントTシャツを作っていた頃のデザインに触れようかな。

サポートしてくれる人が増えると、新しい作品を作る余裕も出てきます。余裕は新たな可能性を見出す機会をもたらしてくれますね。新たな可能性からは今までと違った視点も生まれるかもしれません。