地中に眠る

「理不尽な進化 増補新版(吉川 浩満)」 https://www.amazon.co.jp/dp/4480437398/ 

この本、面白い。

ロングセラーに
なりつつある。

読んでいて
ハッとした。

進化の歴史は
人間も含め
生き残ってきた者の
視点で語られがちだが、

99.9%の生き物が
絶滅している。

そちらがメインだろう。
と筆者は言う。

その何百億とも言われる
絶滅種はどこにいるか?

全て地面の中にいる。と。

当たり前と言えば
当たり前なのだが、

私たちが毎日踏みしめている
大地の下に眠っているんだよなぁ、
と改めて感じた。

人間が優れた種だから
生き残っている訳じゃなくて
言うなれば
たまたま、だ。

6500万年前に
ユカタン半島に
巨大隕石が偶然にも
ぶつかったおかげで、

恐竜が死滅し、
私たちの祖先である
小さな哺乳類が
生きながらえた。

だから「理不尽な進化」だと。

じゃなければ
今も恐竜時代だろう。

ご先祖様に
手を合わせるみたいに、
地面にも
手を合わせなきゃだな。

踏んじゃってるけど。

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