名前を何度も変えること。〜ネット社会の弊害〜

ネット社会の
弊害の一つは、
人生の
リセットが効きにくいことだと思う。

功罪ともにあるけれど、

名前が一度出回ったら
二度と消えない刻印となる。
何度でもやり直せる社会が
健全だと思うが、
インターネットは
ときにそれを阻む。

昔の日本は
もちろんネット環境など
無かった上に、
自身の名前すら
コロコロ変えた。

例えば戦国時代。
武士は、まず、
生まれたとき幼名がつけられ、
元服したときには、
諱(いみな)と仮名(けみょう)がつけられた。
さらに、官途・受領名などで
呼ばれることもあったし、
出家すれば法名もあった。

名前を変えることは
即ち、生まれ変わること。
一生の間に
何度もやり直しが効いた。

今、みんな疲れてんじゃないかな。

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