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尼崎市長「組み体操は地域に披露する意義ある取り組み」との考え

 尼崎市議会の令和元年決算特別委員会にて、尼崎市長が組み体操は子供の成長を地域に披露する大変意義のある取り組み、安全に配慮した実施が重要と発言したことが分かりました。
 議事録が公開されていないので、文字起こししました。

1:01:52秒あたりから市長答弁

光本委員

続いて体育大会についての組み体操についてお尋ねします
平成30年度に組み体操を通してスポーツ振興センターに保険請求をした人数は平成30年度小学校で20人、中学校で7人と聞いています
その中には骨折もあったと聞いています
そこでお尋ねします
過去3年間で小中学校において組み体操の怪我事故の件数の推移を教えてください
またその中に重大事故は何件ありましたか教えてください

北垣教育次長

はい委員長
教育次長北垣でございます
平成28年度から平成30年度の過去3年間の組み体操の事故について
日本スポーツ振興センター災害共済給付件数により
平成28年度は小学校21件、中学校13件
29年度は小学校25件、中学校8件
30年度は小学校20件、中学校7件でございました
また、骨折の重大事故に関しましては
28年度は小学校7件、中学校2件
29年度は小学校7件、中学校4件
30年度は小学校4件、中学校1件

でございました
なお骨折の重大事故に関しましては
サボテン、電柱、タワーなどといった演技で起きているところでございます
以上でございます

光本委員

はいありがとうございます
やはり重大事故は尼崎でもおこっていると骨折もおこっている
神戸市では神戸市長自らが組み体操について、教育委員会そして校長先生をはじめ小中学校の先生方にはやめる勇気を持ってください
と言う風に発信をしています
そこでお尋ねします
本市でも組み体操での怪我・事故そしていま重大事故含めて報告されているなかで組み体操についての市長のお考えをお聞かせください

稲村市長

先ほどの答弁にありましたとおり
怪我が発生しているということについて
真摯に受け止める必要があるというのはもちろんです
一方で組み体操が一律にダメということではなく
どのようなケースで事故が生じているのかをしっかり
分析しその分析に基づいた安全に十分配慮した実施ということが重要だという風に考えています
私の知る範囲では本市における組み体操は
子供達が練習を重ね仲間と共に力を合わせて取り組むことを学び
また、最終学年としての成長を下級生や地域の皆様に披露する大変意義のある取り組みになっていると感じています
わたくしと致しましては学校体育を通じて
子供達の体力や運動能力の基礎をしっかりつくっていくこと
そのうえで事故防止に向けた具体策の強化を含め
適切なかたちレベルで組体操に取り組んでもらう事を教育委員会に期待しているところでございます

光本委員

私も組み体操小学校の時に経験
思い出の残っていると言えば残っています
今の時代というか
これだけの重大事故が出ている
組み体操でないと絆とかいうものがはぐくまれないのかと言えば
またそうではない
実際にやめている自治体もある中で
そこの自治体の子供達ははぐくめてないのか
と言う話にもなるので
やはり研究もして頂きながら
組み体操に代わるものがあるのか
研究もして頂きながら

目標値としてやっぱり重大事故ゼロ
怪我ゼロも厳しいですが
それくらい高い目標をもって
教育委員会の皆さんには当たっていただきたい
体育大会みても先生方も事故が起こらないように
凄い動かれているは見てます
ただやはり重大事故が問題になっているので
それをしっかりと押さえて一方でも
組み体操に代わるものがあるのかという研究も進めて
頂きたいなと思います

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