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#1 テストの採点は放課後にまわさない

 みなさんこんにちは。初めまして。
 公立小学校教員歴18年のヒデと申します。

 放課後って本当に忙しいですよね!
 授業を終えて子どもたちを帰してからもあの仕事しなきゃ、○○会議がある、といった感じでやることいっぱい。
 なんなら子どもたちを帰してからが本番なんじゃないか、と思う時もあるくらいじゃないですか?

 毎日早く帰りたい、1分1秒でも早く退勤したい!
 そう思っていてもなかなか予定通りにいきません。

 そこで僕ができるだけ早く退勤するためにやっている工夫をいくつかシェアしていきたいと思います。


▶︎子どもたちが在校してる間にできることを

 目の前の子どもたちにいっぱいいっぱいで、
「○○は放課後にやろう」
と思うこと、結構ありますよね。

 果たして、その子達は本当に目が離せないのでしょうか。

 結構子どもたちは子どもたちのコミュニティがあり、自分たちでなんとかできるものです。
 なのである程度は子どもたちに任せて、子どもたちが学校にいる間にできることはどんどんやってしまいたいものです。

 ただし、前提として

指示をすれば子どもたちが学級として「自走」できること

が条件だと思います。

▶︎テストの採点はできた子から

 僕の場合、若い頃に放課後の時間を一番圧迫していたのは「テストの採点」だったと思います。

①テストを回収
②表をマルつけ
③裏もマルつけ
④教務手帳に記録

 この作業がとても大変で、次の日の授業準備や分掌の仕事、学級通信執筆などしているとどうしても後回しになってしまい、一日二日と溜まってしまう・・・
 その悪循環でした。
 それからだいぶ経験を重ねて「絶対に次の日には返却する!」と心に決めて仕事していましたが、それでも大変でした。

 また、次の日に返却すると「やり直し」の時間も保障しなければならない・・・
 完璧にできた子は暇な時間ができてしまう、といった弊害も。

 そこでここ数年は

①できた子から持ってきて即マルつけ
②その場で点数を記録
③返却
④すぐにやり直し

というやり方に変えました。

ルール

▶︎メリットとデメリット


いいことばっかり
・・・でもない笑

 このやり方のメリット・デメリットを上の図にまとめてみました。
 僕はこのやり方に変えてから、とにかく放課後の余裕が生まれました。
 ただ、もう一点注意しなければならないのが「採点基準を学年間で揃えづらい」というのもあります。
 基本的に解答集に例示されている基準でまるつけすると思いますが、中には「この子、○○って書いてるけどどうしましょう〜」みたいに放課後に学年で基準を揃える必要がある教科ってあるじゃないですか。

 僕の場合、よく国語の採点でそんなことが多かった印象です。
 なので国語のテストだけはやり直し終了または満点にして、テストは一日預かります。

 よろしければ参考にしてください。
 また、うちはこうしてるよーなんてご意見もあればぜひコメントでお願いいたします。

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