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●自分を幸せにする力

noteでは、ステュディオスな人たちとの輪が広がればいい、そんな思いで綴っています。

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『これさえあれば幸せになれる!』という絶対的なものはこの世には存在しません。

「いや、お金があれば自分は幸せだ!」と一瞬そのときは思ったとしても、よく考えてみればお金がたくさんあることで苦労したり不幸な目に遭っている人がこの世にはたくさんいるということがわかります。

同様に、「海外旅行に好きなだけ行ければ幸せだ!」「信頼できる友がいれば幸せだ!」「愛する人がいれば幸せだ!」もこれらはすべて幸せを満たす必要条件ではあっても絶対条件になり得ません。

絶対条件は、その人の心の中にしかないのです。今ある状態、自分のおかれている場所で、たとえどんな状況であっても幸せだと感じられるか、この能力が高い人が幸せな人と言えるのです。

例えば、小林一茶が、

うつくしや 障子の穴の 天の川

という俳句を歌っていますが、これは一茶自身の体験で、病床で歌われたものです。

布団の中で過ごす一茶の楽しみは、寝室の窓から外を眺めることだけで、夜になって障子が閉められた時、障子に空いた穴からかすかに見える天の川を見て「ああ、美しいなぁ!」と思うのです。

このような感性が、ヒトの幸福感というものを作り上げるのです。

今の時代、障子に穴が開いていたら、「みっともないから補修してくれ!」と自分の権利を主張したがるヒトのほうがきっと多いでしょう。

でも、これではいつまでたっても幸せには辿り着けないのです。

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