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ChatGPTの実力とは?

こんにちは!
今回は「ChatGPTの実力とは?」というテーマで話題のChatGPTの落とし穴について書いていこうと思います。

昨日、オープンAIのCEO、アルトマン氏が岸田首相を訪問したという報道がありました。

先進国では生成系AIに対する情報規制が厳格化しようとしている中、CEO自らが政治的配慮を求める行脚をしているように見えます。

とくに日本は安定した先進国で、また前例踏襲型の社会でもあるのでマーケットは大きいとみたのでしょう。

さてそのChatGPTですが、僕も積極的に利用していこうと思っています。

ただし間違いもあるとのことですので、実際どの程度のものなのかを試してみました。
その結果、やはり残念ながら間違った答えを出す事もあります。

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【問】ツイッギーが20世紀のサブカルチャー史に残した足跡は何か。少なくとも3つの足跡を示して欲しい。

【ChatGPT】
ツイッギーは20世紀のサブカルチャーにおいて非常に重要な役割を果たしました。
彼の革新的なデザインとアートは、ポップアートやモダンアート、グラフィティなどの分野に多大な影響を与えました。以下は、ツイッギーが残した三つの足跡です。

(1)ツイッギーは、サイケデリック・アートの先駆者の一人として…
(2)ツイッギーは、彼がアートディレクションを手がけたバンドのアルバムカバーやロゴを通じて…
(3)ツイッギーは、デザイナーとしても活躍し、1960年代のロンドンのファッション界に…
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ツイッギーといえば日本でも有名な1960年代に一世を風靡したロンドンのミニスカモデルです。

アーティストでも、デザイナーでも、アルバムカバーデザイナーでもありません。モデルや俳優が本業です。

よって、答えていることはほぼ間違いと言えます。

ただし文脈は正しいです。1960年代のロンドンはロックやヒッピームーブメント、サイケデリックの真っ最中で書かれている文脈のど真ん中です。

ポール・マッカートニーとのつながりもあったようです。
つまり検索すればそのあたりの記事が大量に出てきます。

この答えを見てあることを思い出しました。
高校の課題研究でフィボナッチ数列(1,1,2,3,5,8,…)を発表しようとしている生徒が「フィボナッチはピザ屋の息子で…」ということを模造紙に書いていました。

当時のネット検索の盲点で、「必ず正しい情報が書いてある」と錯覚して、その内容を発表しようとしていたわけです。

正しくは「フィボナッチはイタリアのピサ(地名)にあるボナッチ家の息子」ですからそれを読み違えてピザ屋の息子となったのだと想像しています。

ここで「ピザ屋の息子が数学するのは変だろ」と考えが及べば、もう少し調査をして間違いに気づけたかもしれません。

(幸い、先生がこのことに気づき、彼は大恥をかかずに済みました。)

つまり、ChatGPTがロボット検索で集めてくる情報はそれらしい文脈で情報を集めてくるが本当にそうかという検証はしていないように見えます。

これが間違うこともあるということなのかも知れませんがそもそも間違っているという認識があるのか不明です。
「絡んではいる」がその「絡みの意味」までは保証していないようです。

タイトルの問いに戻ると、知識のない人が(知識がないから調べるんですが)調べものとして問い合わせ、これが答えだと考え、どこかに発表するのだと思います。

そもそもツイッギーは女ですので「彼」は変です。いやどうか?まさか?夫はいるが、まぁともかく。

鵜呑みにするのはキケンなので、「ChatGPTの言ってることが正しいかを判断できる人」というのが重宝されるのではないかと思ったりしました。

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