今ニンフィアデッキを握る理由

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●環境調査

まず、現在のポケカ環境において上位を占めるデッキは何か…?
多くの大会で上位成績を残している「黒馬」がすぐに思いつくと思います。
その「黒馬」に弱点を突ける「悪系統(ムゲンダイナ、悪MM、ゲンガーブラッキー等)」、
その悪系統に弱点を突けるかつシステム系を潰せる「連撃ウーラオス」
…といった弱点を突きながらも柔軟性のあるデッキが多く、トップの環境としては、
「黒馬」、「悪系統」、「連撃ウーラオス」の超悪闘の三すくみとなっております。

画像1

上記画像はJCS2021の環境予想図です。
※キミナニヤットルネンさんのTwitterより引用

超闘悪、これら3タイプのデッキを握る場合、弱点タイプとのマッチアップが発生してしまい、優勝するには結局は当たり運に左右されてしまいます。
…では、超闘悪の3タイプ全てに弱点を突けるようにバレットとすれば良いのではないか?
→その通りです!しかし、単純に超闘悪の3タイプのポケモンを入れるだけではエネルギーの取り合いになり事故りやすくなってしまいます…

超:ニンフィアVMAX(無3エネで最大220、弱点悪でない超タイプ)
闘:連撃ウーラオスVMAX(闘1エネ条件付き150、闘2無1エネトラッシュでベンチ含めどこでも120×2)
悪:ガラルファイヤーV(特性により手貼り以外でエネ加速可能、悪2無1エネで190、弱点闘でない悪タイプ)
↑と良いとこ取りをしつつそれぞれのポテンシャルが高いので、相手と自分の状況によって攻めるポケモンを変えて柔軟に対応出来る点も良い。
すなわち「悪ニンフィア」を握る事が優勝するには良いと感じた次第です。

●デッキ紹介

続いて、デッキレシピを紹介致します。
デッキコード:MSyyMy-g7u54A-EXMpSE

画像2

●採用意図、枚数について

ニンフィアV/VMAX 3-2
デッキコンセプトかつメインアタッカー。条件付きとは言え連撃エネルギー+1枚で220打点は強い!
博士、デデンネの巻き込み、サイド落ちを考慮してVMAXも3体でも良いが、進化ライン多いので事故防止で2枚とした。
Vは特性「ドリームギフト」が非常に優秀であり、先攻や攻撃できない時にアドバンテージを取る事が出来て、初手に欲しいため多めの3枚としている。

連撃ウーラオスV/VMAX 2-2
サブアタッカー…ほぼメインアタッカー。なんといっても120打点×2体のキョダイレンゲキの圧が凄い!
基本闘エネルギーやスパイラルエネルギーを採用していない本デッキでは連撃エネルギーが無いと攻撃出来ないが、オクタンやグズマハラでのサーチに加えて、博士の研究やデデンネといった縦引きがあり、連撃エネルギーは手札に来る想定で動かす。

ガラルファイヤーV 2
サブアタッカー兼黒馬キラー兼エネルギータンク。Vにしては破格の性能で弱点を突けなくとも190打点は優秀!
上記2体メインに殴っている間に特性「じゃえんのつばさ」のおかげで知らぬ間に育ち、自身で殴っても良し、エネルギー付け替えで上記2体の技を即起動させても良しと器用なポケモン。

テッポウオ/オクタン 2-2
メインアタッカーが両方とも「RENGEKI」かつ連撃エネルギー依存であるため必須!
是非とも先攻でテッポウウオを置いて、2ターン目にはオクタンにしておきたい!
ニンフィアVの特性「ドリームギフト」でしんかのおこうを持ってくれば、次ターン進化予約のようなものであり積極的に狙いたい。

ミュウ 1
上記オクタン及び下記ヤレユータン、デデンネGXをキョダイレンゲキから守る目的。
HP60しかなく隠密フードも採用無いため、インテレオンのクイックシューターやチャーレムVのヨガループには注意が必要だが、悪ニンフィアミラーのようなクイックシューター採用無しかつ連撃ウーラオス採用のデッキ相手の場合は貴重な存在!良くも悪くも相手依存…

ヤレユータン 1
特性「さるぢえ」で博士の研究とデデンネでのVMAXと連撃エネルギーの巻き込み防止及び貴重な無色の色埋めと縁の下の力持ち!
HP120も優秀!クイックボールで積極的に持ってくる程では無いがあれば便利といったところ。

デデンネGX 2
サポート権を使わずにサポート使ったような効果を得られる必須級カードかつ雷色埋め!
VMAXやオクタン、連撃エネルギーを抱えている時に安易に「デデチェンジ」は危険だが、勇気を持ってデッキを回す事も必要な場面あり。

コロトックV 1
草色埋め兼手札補充。グズマハラやクイックボールで手札を減る事が多いので、発動機会は少なくないが終盤腐りやすい…

クイックボール/ポケモン通信/しんかのおこう 4-2-2
クイックボールは、序盤の展開補助から終盤の色埋めまで幅広く使えるため4枚必須。ガラルファイヤーVのために悪エネ捨て可能な点も良い!
ポケモン通信は、万能であるがコストがクイックボールやしんかのおこうに劣るので事故防止で2枚とした。
しんかのおこうは、ノーコストでサーチ可能な点から優秀であり3枚採用も良いが、事故りやすいので2枚とした。

ポケモンいれかえ 1
後述のふうせん×2、みずの塔×1との兼ね合いもあり2枚でも良いが、枠も無いので1枚採用とした。

エネルギーつけかえ 2
ガラルファイヤーVがベンチにいれば、どこでも誰にでも付けられる悪版メタルソーサー!
3枚でも良いが事故りやすいので2枚とした。

リセットスタンプ 1
終盤に絶大な威力を発揮するカード!
相手の手札に干渉出来るカードはマリィと合わせて3枚程度入れたい。

リボンバッチ 2
ニンフィアV/VMAX専用とは言いながら相手のサイドプランを崩す壊れカード!
相手にVMAX3体押し付けも可能。とは言っても採用は1 or 2枚が限界。

ふうせん 2
主にコロトックVやデデンネGX、ヤレユータンといったみずの塔適用範囲外のポケモンに付ける。ポケモンいれかえとの兼ね合いで枚数調整が難しい。

博士の研究/マリィ/コル二の気合い 3-2-1
博士の研究は、ドロー枚数7枚と非常に多く強いがVMAXやオクタン、連撃エネルギーを巻き込みやすいので3枚とした。
マリィは、ドロー枚数5枚と博士の研究よりは弱いがリセットスタンプと合わせて手札干渉は貴重なため2枚とした。
コル二の気合いは、クロバットVの効果で上記2枚と比べると弱いが、連撃サーチで持って来れるため1枚は必要か。

ボスの指令 3
相手の弱点を積極的に突いていきたいので、多めの3枚採用とした。
博士の研究やデデンネGXで切るくらいなら序盤から使っていっても良い。

グズマ&ハラ 1
手札コストは重いが、トキワの森、みずの塔、リボンバッチ、ふうせん、連撃エネルギー、キャプチャーエネルギーといった重要なカードをサーチ出来るのは強い!

トキワの森
基本悪エネルギー採用枚数が6枚と少なく、ガラルファイヤーVのために悪エネルギーを早めにトラッシュに置いておきたいため、2枚の採用。
スタジアム故に相手に利用されるため注意。

みずの塔
「RENGEKI」ポケモン主体の本デッキとは相性が非常に良いが、コロトックVやデデンネGX、ヤレユータンには対応していないため、1枚のみの採用。

基本悪エネルギー/連撃エネルギー/キャプチャーエネルギー 6-4-1
基本悪エネルギーは、多過ぎず少な過ぎずの絶妙なバランスと体感している6枚。
連撃エネルギーは、言うまでもなく4枚必須。
キャプチャーエネルギーは、5枚目以降のクイックボールではあるが、終盤腐りやすいので1枚。

●採用検討カード

メタモンV
無色かつトラッシュの好きなVに化ける事が出来るが、序盤腐りがちで無色として置いておくにはVにしてはHPも低く、ヤレユータンの方が良いと判断で不採用。

ワタシラガV
コロトックVとの入れ替え候補。序盤と終盤のどちらに重きを置くかでどちらを採用するかは要検討。
ジムバトルに出る度に入れ替えている程悩ましい…

クロバットV
デデンネGXと同時使用可能な点も強いが、悪色埋めがガラルファイヤーVと被るので不採用。

バシャーモV/VMAX
炎色埋めは非常に良いが、インテレオンVMAXやはくばバドレックスVMAX、スイクンVといった水の台頭により一瞬で溶けるので、現環境的には不採用。
水が減り、鋼が台頭してくれば検討の余地あり!

メタグロスV
鋼色埋め、圧倒的にニンフィアミラーで有利にはなるが、スパイラルエネルギーが必要となってくるので安定性を考え不採用。

フィオネ
特性「ひきよせのうず」により、対面したくない相手のバトル場のポケモンを引っ込める事が出来るが、出てきた対面を倒すとまた出てくるので微妙か…

あなぬけのヒモ
ポケモンいれかえとの入れ替え候補。連撃ウーラオスを積極的に使いたい場合は良いが、ニンフィアの場合は対面を逃したくない時もあり使い方が難しい…

くろおび
連撃ウーラオス用に。サイド数負けている時にエネルギー無しでしっぷうづきや、連撃エネルギーのみでキョダイレンゲキと非常に強力だが、V/VMAXが2-2採用だと噛み合わないか…

エリカのおもてなし
博士の研究と違い、VMAXや連撃エネルギーを巻き込みせずに縦引きが出来るが、良くも悪くも相手依存…

ツールジャマー/ツールスクラッパー
大きなおまもりやふうせんを割るには良いが、枠がないため不採用。

うねりの扇
連撃サーチでサーチか可能でウィークガードエネルギーを割りたいが、腐りやすく不採用。

●終わりに

先攻有利とは言いつつもサポートが使用不可な状況において、ニンフィアVの特性「ドリームギフト」は非常に強く、テッポウオをベンチに出して、しんかのおこうを持ってくる事で次ターンからの展開予約と安定しているデッキ。
的確に弱点を突く事が出来ればイージーウィンも狙えるが、ベンチの色被りや進化ラインの多さから事故もあるため、練度を上げ使いこなしていきたいところ。
一方で、一撃でVMAXを倒す程の火力は無いため、モミ等に苦しめられる部分もあり。「RENGEKI」の宿命…
また、ジュナイパーは立てられたらまず勝てません…モクローのうちにキョダイレンゲキで根絶させましょう!

最後まで読んで頂きありがとうございました!
今後も記事を更新予定なので、宜しくお願い致します!

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