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中野市の事件についてテレビ朝日の「羽鳥慎一モーニングショー」の批判を書きました。

長野県中野市で警官を含む4人が犠牲になりました。週が明けて分析の報道がいくつかあったのですが「羽鳥慎一モーニングショーはひどいなあ」と思いました。こうした事件が起こると「犯人は極めて特殊な人間であった」と分析した上で、処罰感情を満たすような報道をやりがちです。

今回は出口さんという「識者」を呼んで、その人に語らせる形になっていました。色々と辻褄が合わない点が出てくるのですが「容疑者が裁判を撹乱するために合理的でないふりをするのはよくあることですよ」などと強行突破の構えです。

私がこれに違和感を持ったのは信濃毎日の記事を読んでいたからです。「結論を出す前にもう少し丹念に調べた方がいいのではないか」と感じました。

ただし「丹念に調べた」上で「処罰的な報道」をしてしまうと、今度は別の方向に二次被害が及んでしまいそうです。つまりかなり複雑な話題なのでワイドショーで「チャチャっと捌く」のには向かない可能性が高いのです。

ショーの中で玉川さんらコメンテータは「いや何かそれでは説明ができないですよね」といっていました。その違和感を調べないで出口さんに回答を丸投げしたことでかなりミスリーディングな内容になったと思います。ネットの片隅で私が書いても誰も読まないでしょうから、こっそりと指摘しておきます。

今回の記事は「ラベリング」しないで書いたので、おそらく普通に読んでも「この人(つまり私)は何が言いたいのだろう」で終わってしまうと思います。実はこのモヤモヤとした感覚こそが「あれなんかおかしいな」と感じながらも理由がわからないという人の正直な境遇なのではないかと思うのですが、とにかくスマホで結論だけ教えて!というような人には「物足りない」記事に思えると思います。

もう一つは債務上限問題です。おそらくは落ち着くところに落ち着くんでしょうが、議会運営の仕組みが日本とアメリカではかなり違っているようです。まあそれを一緒にお勉強しましょうというような内容です。

マッカーシー上院議長が議長就任時にある妥協をしているのですが「その代償がおいくらくらいのものだったのか」がおそらく今日わかりますよねという内容になっています。


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