もしネトゲやソシャゲからガチャがなくなったら?

結論、結局金持ちしか勝たん。

かつて、ネトゲといえばMMOやMO、ガチャなんて無かった時代。
月額課金かパッケージ課金か、しかなかった時代
それらの勝者はニートか無職かと相場が決まっていました。

“お父さん、お母さん、就職は決まってないけど、働く喜びがわかりました。”

なんてキャッチコピーが有りましたね。
ゲーム名を思い出せないんですが、当時をしのべる秀逸なコピーだと思います。

さて、もしホントに現代、ガチャやら成長課金などが一切ないネトゲがリリースされたとして…
本当に無職やニートが勝者になるでしょうか?

答えは否です。

さて…20年前のMO、MMO全盛期、ホントにニートや無職が勝者だったのでしょうか?
答えはNOです。
当時のスペックですが最高峰のPCを購入し、高速回線を引き、2垢3垢は当たり前。
一人で5垢10垢を使用しPTを回し、24時間トレードを行う。
時に自分たち専用のトレードサイトまで立ち上げサーバー中の富をかき集めてしまうような…

そんな連中が本当に無職や、ニートだったのでしょうか?
答えは否です。
彼らはいわゆる"職"に就いていなかっただけ、"職"に就く必要が無かっただけの人々…

今では上級国民と言われる"不労所得"で生きていける人種だったのです。

幸か不幸か新社会人の頃、プレイしていたゲームの別サーバーで環境topを誇るクランのマスターと知り合うことになりました。

大学時代からはまり込んでいた私はすぐに、会社の先輩だったその人と仲良くなりました。

今は亡き、零細ブラック企業ですが、先輩後輩に数人同じゲームをプレイしている人が居たためか、当時は楽しかったのを覚えています。

さて良くある話ですが、ネトゲでは"カタリ"が当たり前にあります。
曰、自分はBOSSレアを複数持っている。
曰、自分はサーバーに1つしか存在しないレアアイテムを持っている。
曰、自分はサーバー最大手のクランで重要職に就いている。

今のように動画を撮って証明するなんてことが気楽にできる時代ではありませんでした。
加工したスクリーンショットでいくらでも騙せた時代です。

当然、最大手のクランマスターと言われても、信用できるものではありません。

が、実際に目の前でログインされてしまうとどうしようもありませんでした。

名前しか知らない超級のレア装備
実装1週間もたっていないのにレベルキャップに到達したキャラクター
インベントリを埋め尽くすBOSS装備と通貨
フレンドリストを埋め尽くす高レベルプレイヤー数々
3台のPCと2台のノートPCで5人のキャラクターを同時に起動し、見たこともない効率で成長する新規キャラクター

まぁ結局その先輩は2年もしないうちに退職して故郷に帰ったのですが、
その時色々と話を聞かせてもらいました。

・地方だがかなりデカい企業の次男坊
・今回辞めるのもそっちの役員になるから
・ぶっちゃけ会社からもらった給料とか個人資産の10分の1にもならないなど、など…
アホだったので気にもしてませんでしたが、
ゴミみたいな木っ端ブラックの給料で、
4LDKに一人暮らししてクラウンとランクル乗り回し、
ブランド物で身を固められるわけがありません。

まぁそれ自身は大したことじゃないのですし、
大小問わすよくあそんでいましたので人となりも問題ありませんでしたが。

やはり大手クランにいる上位陣は大なり小なり当然のように不労職で食っていける、ような人々ばかりだったそうです。

まぁ、当然ですよね。

娯楽に時間と金をありったけつぎ込める人々。
忙しく毎日を過ごさないと食べていけない人間には想像もつかない世界です。

それ以外にも4~5人ほど同様の人々とあってからは、ネトゲからはほとんど一切ハマらなくなりました。
あくまで楽しむ程度で、楽しめないなら即辞めれるくらいの熱量になりました。

趣味の分野において才能が必要なもの以外では金に勝つことはできません。

小学生で教えるべき常識ですね。




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