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【コラム】結局マクドナルドが1番美味い。

歳をとるにつれて、当然色んなものを食べる経験が増えてきますし、使っている素材、調理法、食べる場所、など。さまざまなステータスを見出すようになってきました。
無農薬有機野菜だとか、国産黒毛和牛使用だとか、ミシュラン何つ星だとか。
当然それらはめちゃくちゃ美味しいし、健康に良いんだろうけど…「結局マクドが1番美味い」。

高価で美味くて健康に良さげなものばかり求めすぎると、何やら自分の身の丈に合っていない気がしてくるのです。

これが本心なのか、強がりなのか、洗脳なのか、自分でも計りかねていますが、この精神を常に忘れたくないという気持ちがあります。

もちろんこの考えが正しいのかどうかも全くわかりません。
身の丈に合っていないではなく、身の丈に合うように自らを高め、高価で美味くて健康に良さげなものだけを摂取し続ける、そういった方にしか見えない美しい景色があるのかも知れません。でも…。

普段は健康に最大限、気を遣いながら、時々「いやー、今日はマクドナルドなんすよ」「結局1番美味いんですよね、へへへ」って言いながらてりやきマックバーガーとポテトとナゲットを食べている方が、個人的には、なんか人として魅力的な気がしてしまうのです。

こうやって文章化すると、戦略的にマクドナルドを食べている感が出ちゃいますが、好きなので頻繁に食べます。季節限定商品は一通り食べます。めちゃくちゃ美味い。グラコロとか。チキンタツタとか。

なお「結局〇〇が1番〇〇」精神を他のジャンルに当てはめたりもしています。

・ヒーロー映画→「結局主人公が悪を倒して世界平和が1番ワクワク」
・ラブストーリー→「結局主人公の恋が実ってハッピーエンドが1番感動」
・お笑い→「結局変顔と大声が1番笑う」
服→「結局ユニクロが1番買うし着る」

みたいな感じで、どのジャンルにもこの精神を当てはめてバランスを取っています。
これも正しいかどうかは全くわかりません。ルールとして成立しているかも微妙かもです。
でも何となく自分の中で大事にした方が良い感覚である確信はあります。

なので、もし今後、僕がよりお金持ちになって、高価なものばっかり食べたり、高価な服ばかり着たり、複雑なストーリーや、映像の美しさにこだわりまくった映画ばかり観ていたり、し始めた時、この精神に戻って来れるようにここに記しておきます。

明日マクドナルドに行きます。
皆さまも自分を見失いそうになったらマクドナルドをどうぞ。

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