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2019.10.28 水浸しでも月はきれい

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私の心臓が停止するのと同時に爆発して塵になる星がこの宇宙にひとつくらいないだろうか。家の近くで乗りものを降りて空を見上げ歩いているとだんだん星々が増えてきてそのうちに信じられない数になった。足をとめてふるえる心を抑えながら静かに宇宙を見た。自由なまま輝けずもてあました体は地球に張り付いたまま私を離してはくれない。仕方ないから地に足付けて、粛々と夜を行く。
?と思うことがあっても、望む未来に星がなくても、最近は雨を飼いならしたし、今日は好きな男の子たちが隣の国で輝きながら生まれたから、?はすべて上の空へ飛んでいった。どっしりとした回転軸さえ見つかれば、あとはこちらのものなのかもしれない。

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