【ARI】Anthony Misiewiczを獲得【難読さん登場】

 大阪杯でジャックドールが名手・武豊の騎乗に答え見事逃げ切り初のG 1制覇、切ってた私自身当然タコ負けしたので今週初投稿です。本年度もよろしくお願いします。

 さて、開幕早々あの憎きロサンゼルス・ドジャースと敵地・ドジャースタジアムにて2勝2敗という大戦果を挙げた(ドジャースタジアムで負け越さなかったのは2018年以来初めてだそうです)我らがアリゾナ・ダイヤモンドバックスですが、この期間中にいくつか動きがありました。表題のニュースを含め、簡単にまとめたいと思います。

Anthony Misiewiczについて


 Anthony Misiewiczは日本語で「アンソニー・ミセヴィッツ」と転記されることが多いです。2020年にマリナーズでMLBデビューを果たした28歳のサウスポー。2021年にはリリーフとして66試合に登板しWAR0.4を記録するまずまずの投球を見せていたMisiewiczですが、2022年は開幕から球速が低下。これに伴ってK%も前年の22.5%→14.0%と大幅ダウンしてしまいました。

 コンテンダーとして補強を進めていたマリナーズで出番を失ったMisiewiczはトレードデッドラインで40人枠を外れ、金銭トレードでロイヤルズに移籍。ここでは前年の輝きをある程度取り戻しつつあったものの、結局今年2月に再びDFA。カージナルスに金銭トレードで移籍することになります。

 こうしてカージナルスで開幕MLBを争う立場となったMisiewicz。7試合に登板し、3ホールド1セーブを記録するなど好投を見せましたが及ばず、今季の開幕間際に再びDFA。今度はD-backsへ、三たび金銭トレードで移籍することになりました。

 そんなMisiewiczですが、特長の一つは四球の少なさ。通算のBB%は7.0%で、MLB平均(8.4%)を下回ります。四球で崩れるようなことは少ないという点で、安心感がある投手ではあります。

獲得の意図


 獲得に至った理由として最も大きいのはJoe Mantiply(ジョー・マンティプリー)の離脱でしょう。Mantiplyは昨季69試合で防御率2.85/fWAR1.2を記録し、オールスターにも選ばれる大ブレーク。今季も勝ちパターンの一角を担う予定だっただけに、チームとしては誤算な部分でした。

 現在はKyle Nelsonが昇格し好投を見せていますので大きな問題にはなっていませんが、バックアップは多いに越したことはありません。また、Misiewiczはロイヤルズ移籍後球速が回復していましたから、十分バウンスバックを狙えるという点も美味しい人材です。

 基本的にはローリスクでリターンも狙える、よい動きと見ていいのではないでしょうか。


その他の動き


Bumgarnerが無事(?)


 ドジャースとの開幕三連戦で先発するも、4回2奪三振4四球5失点という悲惨な内容に終わったMadison Bumgarner。平均球速が昨年と比較して1.6mph(約2km/h)低下しており故障が疑われましたが、アリゾナに戻って医師の診察を受けた結果問題はなかったようです。

 果たして本当に問題がなくてよかったのか。(問題がないのに2km/hも球速低下してるって実は一番ヤバいやつやん……)という噂はありますが、無事次回の登板(今日ですね!)も予定通り先発するとのこと。今季こそはそろそろバウンスバックを見せてほしいものです。

Kyle Lewisが1番定着へ?

 開幕以前は主にバックアップ、よくてプラトーンという見方が強かったKyle Lewis(カイル・ルイス)ですが、ここまで7試合中4試合に先発出場しています。

 ただ、この状況が続くかと言われると怪しいのも正直なところ。まだ15打席ではありますが、すでに8三振とアプローチの悪さは致命的なレベル。ポジションもDHですし、そう長く待ってもらえるということはないでしょう。このままの状態が続くとオプションということになる可能性も十分にありそうです。

シフト規制とベース拡大でリノがさらなる地獄に?

 昨季以前もとんでもない打撃有利な環境として知られていたD-backs傘下のAAA・リノエーシズですが、今季も開幕から盛り上がっているようです。

 打ってはチームOPS.897、守ってはチーム防御率10.67というはちゃめちゃぶりで、もはやスコアが野球の体をなしていません。今季MLBに合わせて打撃有利になるようルール改正が行われたAAAですが、これ以上打撃有利にしてどうするんだという思いは正直あります。

 

ということで今回はこのへんで。次回はもう少ししっかり書き込んだ内容を出せればと思っています。

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