4.触覚

トレーニングする手はゴツゴツしていて繊細そうではない。いやいや、そんなことはない。むしろ、そのような手のほうが感覚は鋭い。

なぜなら、バーベルやダンベルを握る度に温度・湿度・重さなど瞬時に判断するようになっていくからである。

手の感覚だけではない。肌に触れる空気や感覚なども敏感になってくる。それもこれもトレーニングをおこなっていると身体の隅々まで筋肉を刺激する。

筋肉を刺激するということは筋肉の下にある「神経」までをも刺激することに他ならない。そのため、感覚神経が敏感になり感じとる能力が向上する。

5.味覚

「トレーニングに味覚は関係ないだろ。」と思われる人もいるだろう。しかし、めちゃくちゃに関係している。

トレーニングをおこなっていると、第1に食欲がいつもより湧いてくる。ご飯が美味しくなる。今までは胃もたれぎみで食べづらかったモノ（脂っこいもの）まで美味しくいただける。

なぜ、そうなるのか。トレーニングをおこなうことによって、筋肉が微細な傷や炎症をおこす。それを治癒するために、脳が自然と栄養補給を促す。

つまり、正しくトレーニングをおこなうことでめちゃくちゃお腹が空く体質になる。胃腸も受け入れ体制がバッチリになるから、味覚もいつもより敏感になる。

6.メリットだらけ

どうだったかな。トレーニングの印象が大分と変わったんじゃないかな。それだと嬉しい。まぁ、とにかくこのようにトレーニングをおこなうことで、五感は研ぎ澄まされていく。

五感が研ぎ澄まされると何がおきるのかと言うと、「今を感じることができてくる」本書でも再三書いてきたが、怒りや不安などの感情になるのかと言われれば「過去への怒り」と「将来の不安」による要素が大きい。

すべてが情報なのだが、このネガティブな情報を頭の中でグルグルと回転させればさせるほど「怒り」「不安」があなたを襲うこととなる。

そうではなく日々、トレーニングをおこなうことで軽減どころか、感情をコントロールできるようになってくる。

それほどまでに感情をコントロールするのに、筋トレは適している。中でもHSTメソッドが最適なのは言うまでもないだろう。

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