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空を見上げる

空に吸い込まれそうになる時
人は自分が鳥になっているのだと
思っているわけではない

鳥は鳥
人は人
その違いをわかっていながら
人は空に思いをはせる
大空に飛び立とうとする
なんて素敵な錯覚

この空に憧れを抱いた人は、
いつか自分が鳥になると思ってはいない
羽根のない人間のまま
大空に飛び立とうとするのだ
なんて無謀な空想

鳥は鳥
人は人
その違いをわかっていながら
人は大空を舞う自分を
頭に描き続けるのである

それは一瞬の出来事
瞬きがすむと視線を落とし
自分の足が1㎜も地面から浮いていないのを確認したら
前を見て歩き始める

鳥が歩くより早く
鳥が飛ぶよりゆっくりと
自分のペースで地面を歩く
そんな毎日に飽きたら立ち止まり
再び
空を見上げるのだろう

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2019年11月17日(土)新潟 福祉・介護・健康フェア2019メインステージで登壇します。時間は11時15分から12時15分です。
詳しくは、下記をご覧下さい。どうぞ、よろしくお願いします。



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東田直樹

作家 東田直樹 オフィシャルサイトはこちら→ https://naoki-higashida.jp/
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