誰でも年を取ります。
ある意味、順番です。

けれど、大人になってからは、気持ちのうえでは、それほど変化がないために、気持ちと体のギャップは、年々大きく感じてしまうのではないでしょうか。

誰しも周りから年齢相応の態度を求められることも多いと思いますが、障害があってもなくても、それに応えることは、結構難しいことなのだと思います。

年齢にふさわしい言動がどのようなものなのか、明確な基準はありません。
ひとり、ひとりが頭の中に描いているイメージによって、作りあげているものだからです。

その人のイメージより優れていると、立派な人だと言われ、劣っているとダメだと指摘されます。

精神の成熟というのは、ふるまいや言動に現れるものなのでしょうか。

表に現れる行為だけで、その人の成熟度をはかるなら、年をとって支援が必要になったなら、再び成熟度は下がるのでしょうか。

成熟というのは、ある基準に到達した姿ではなく、その人が、今の自分に充実感をどれだけ感じているかだと思うのです。

成熟とは、今ある自分の姿の満足度で決まるものだという気がします。