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夢のまた夢

夢のまた夢は
どこまでも続く夢
見果てぬ扉の向こうに
何が見えるのか

何も知らない人が立ち止まる
眠り続ける君を見て
あきれた顔で
通り過ぎる

君が目覚めることはない
ぼんやりとふんわりと
雲のように漂う
この世界が終わる日まで

もしも君が目覚めたなら
僕が隣に座り
これまであったことを
静かに語ろう

そして最後に抱きしめて
空の彼方へ
旅立とう


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