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北海道東神楽町の公営花屋問題について 〜その2〜

その1でざっくりとご説明させていただきました、公営花屋整備の問題の続きを。

東神楽町が直営で公共花壇に植栽される花苗を育て始めて約50年。
花苗の生産施設町営育苗センターにて、余った花苗を町民向けに販売して20数年。
その施設の片隅で直売所を設けて数年。
その間、同様の事業を行う民間事業者は町内にはありませんでした。
いわゆる独占状態での廉価販売、採算性度外視の行政あるあるです。
しかし、現在では同様の事業を行う民間事業者があります。
町直営の独占状態から、民間事業者と競合することとなっています。

さて、採算度外視の行政サービスとして行ってきたこの事業が、全く同様の事業を行う民間事業者とどう付き合うのでしょうか?
町は"田舎あるある"を発動、新しい民間事業者を受け入れないのでしょうかー?

独占禁止法じゃあダメなコトぉ…
「正当な理由がないのに,商品又は役務をその供給に要する費用を著しく下回る対価で継続して供給することであつて,他の事業者の事業活動を困難にさせるおそれがあるもの」「不当に商品又は役務を低い対価で供給し,他の事業者の事業活動を困難にさせるおそれがあること」
「地方公共団体が事業活動を行うに当たっては, 地方公共団体も独占禁止法の適用を受ける事業者に該当し得る」

さあ、厄介なコトになってまいりました!

収益性云々ではなく、町内外へ向けいわば「やってる感」をアピールしてきた手作りの小さな邪魔にならない「可愛い町おこし」

しかし今回は違います。

億単位の公費を投入し、大規模フラワーガーデンと連携する公営花屋です。
おぉっーと「可愛い町おこし」の範疇を大きく超えてきましたー!

商工産業振興を含めた町の発展、地域活性化という観点からみても、早い時点から民間事業者の参入を視野にいれ、また、事業者の育成や誘致といった方策は考えておくべきであったと思います。

そんなこと言っても、何にも考えてこなかった訳ですから、もうどうしようもないんです。

この先どうするの? ってだけ。

厄介なコトはシカトじゃあー!
金はいくらでもあるんじゃあー!
持久戦に持ち込めばコッチの勝ちじゃあー!

おおっーと!
なんとも卑怯な作戦にでた模様です!


「どぉーしてもお花屋さんがしたいのぉ〜」ってなら
独立開業しなさい!
自分で稼ぎなさい!
開業からその事業費用、リスク、果ては自分のお手当までをも公費に頼るな!
ってだけのこと。

あまりにもくだらない!

その事業内容もあやふや
事業計画も収支計画もあやふや
何の役に立つのかもあやふや
その先どうしたいのかもあやふや
周りとどう付き合うのかあやふや

で、億単位の公費をポン!

その3へ続く…

一部にふざけた表現のあることを、お詫び申し上げます。
反省は多分いかされませんが…









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