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直近のスニーカーブームを振り返る

昨日のnoteに引き続き、スニーカーの話をしよう。

終焉を迎えようとしているといわれている昨今のスニーカーブームを振り返っていきたい。わたしの拙い知識のもとに記述するのでおかしな点があるだろうが、そこは知識の保管をしたいのでぜひコメントしていただきたい。

んじゃ、いきますか。
需要の有無は知らん!!!

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・市場はインターネットへ移行

クラブC × sneaker wars リーボック

1990年代のブームの際、情報収集の術は雑誌や口コミが主だった。それがいまでは各種SNSやブログ、専門の情報発信サイトなども多数あり戦場は「インターネット」へと移行した。情報の収集元だけでなく、売買に関してもネット上で行われるようになり、コロナの影響もあり「店頭で並ぶ抽選」から「ネット抽選」がメインへと移行していった。

上記の画像のスニーカーは、スニーカーの情報発信サイト「SNEAKER WARS」とリーボックのコラボスニーカーだ。この1足は正に現代のスニーカーシーンを現している。

そして、ネット抽選・購入が主になったことで、熱狂的なファンだけでなく、「なんとなく流行っているらしいから」「なんとなく高く売れるらしいから」といったような層も参入したきた。メルカリやラクマといった個人間でのリセールを簡単に行えるサービスの影響も大きいだろう。

イノベーター理論

さきほど記述した「なんとなく」の層はイノベーター理論でいうところの、

レイトマジョリティ(Late Majority:後期追随層)
比較的懐疑的な人。周囲の大多数が試している場面を見てから同じ選択をする。フォロワーズとも呼ばれる。

ラガード(Laggards:遅滞層)
最も保守的な人。流行や世の中の動きに関心が薄い。イノベーションが伝統になるまで採用しない。伝統主義者とも訳される。

にあたるだろう。
ブームのピークは、とっくに過ぎているのだ。


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・ダッドスニーカー

ダッドスニーカーの代名詞 「トリプルS」バレンシアガ

”DAD=ダサいおじさんが履いてそうな靴”を指し、底が厚くボッテリとしたシルエットのスニーカー。とのことだが、上記画像の「トリプルS」は間違いなくこの流行の立役者だろう。

ただ定価が10万を超えるバケモンなので、フェイクもかなり出回ったことだろう。街中で20代前半ぐらいの若者が履いているのを見ると、「社長の息子か偽物やろうなぁ」って思ってしまう。

他のダッドスニーカーでいうと

YEEZY 500 アディダズ
ライトン グッチ

なんかも流行りましたね。軒並み定価が高い靴ばっかりなように思う。いろんなハイブランドが流行のモデルのスニーカーを出しまくったのもこの頃ぐらいから目立ったように感じる。

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・YEEZY BOOST

Yeezy Boost 350 


米国の人気ラッパーであるカニエ・ウェストがアディダスとコラボして生まれたYEEZY BOOSTシリーズ。特に上記の350は大流行した、定価3万超えてるのに。

デザイン性の良さもそうだが、なにより履き心地が良く一度足を通すと病みつきになっちゃう。街中でもいろんなファッションの人々が履いているのを目にする。

スニーカーブームにおいて、アディダスを支えたのは間違いなくこのYEEZY BOOSTだろう。もちろん、スタンスミスやスーパースターといった定番モデルも素晴らしいが、ビッグウェーブを乗りこなしたのはコイツだろう。

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・コラボスニーカー

Off-white the 10 シリーズ 

ブランドとのコラボ、あるいはアーティストなどとのコラボシューズがたくさん出た。中でもNIKEとOff-whiteのコラボシューズは話題を集めただろう。残念なことに直近、Off-whiteのデザイナー/ヴァージル・アブロー氏の訃報には驚かされたものだ。(詳細はコチラ

またNIKEとのコラボシューズが出るたびに即完売、リセールが高騰して話題を集めていた「トラヴィス・スコット」のライブで10人もの観客が亡くなる事故が起きてしまったりと、悲しいニュースが最近は多い。(詳細はコチラ

リセール価格が10万円を超える人気作


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・復刻ラッシュ

AIR MAX95 イエローグラデ

過去の人気モデルの復刻も多数あった。上記のAIR MAX95などは1990年代のスニーカーブームの立役者だったこともあり、2020年の復刻では話題を集めた。またリーボックでは、「ポンプフューリーのシトロン」「インターバル」など。

インスタポンプフューリー/シトロン


ニューバランスは2022年に誕生40年になる「990」シリーズの復刻が相次いだ。人気シリーズの復刻は古くからのスニーカーファンにとって、非常にありがたいことだ。

今回のブームの終焉に伴って、過去作の復刻は遠ざかってしまうだろう。スニーカーヘッズとして、ブームの終焉において悲しいのはこの点だろう。

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最近では、NIKEの抽選の倍率が高くなりすぎて購入できないユーザーが、他のブランドに流れているのが如実だ。ニューバランスなどが注目されているのもそうだろう。

次にくるのは、革靴だろうか何だろうか。

なんであっても、わたしは変わらない熱量でスニーカーと向き合いたいが、ブームの創生から終焉までを見るのは寂しいものだ。

マリトッツォとかもそうだよね…もうすぐ終わるよね?

ね、マリトッツォ…

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