見出し画像

元作詞家の「古き良き昭和」其の五

♬ グッド・バイ・マイ・ラブ

アン・ルイス

 80年代ノリノリにRock'n'rollしてたアンお姉様です。「♬ ラ・セゾン」「♬ 六本木心中」等を言えばお若くとも結構ご存知の方は多くいらっしゃるのではないでしょうか?

2009年 ビクターエンタテインメント

 かのお姉様のデビューは1971年。これは存じませんでしたが彼女を最初にスカウトしたのは、亡き大御所作詞家であられました “ なかにし礼 ” 氏だったそうです。

父親がアメリカ人(アメリカ海軍の軍人)で母親が日本人のハーフ。兵庫県神戸市に生まれ、横浜市中区本牧に在った米海軍の住宅街ベイサイドコートで育つ。1970年、14歳のとき、横浜外国人墓地を散歩中、なかにし礼にスカウトされ、「なかにし礼商会」第一号タレントになる。
Wikipedia より引用

 その初のヒット作品となったのが今回取り挙げます「♬ グッド・バイ・マイ・ラブ」であります。作詞はなかにし礼氏、作曲が平尾昌晃氏と誰もNOとは言えない黄金コンビが彼女をサポートしました。

1974年 ビクターレコード

 私は以前よりこの曲が大好きであります。アイドルであった彼女の歌唱は未だ初々しく、昭和歌謡を絵に描いた様なイントロで始まるスロー・ナンバーは別れこそ唄っていますが、決して暗さのない爽やかなラブ・バラードに仕上がっています。

 曲中に英語で彼女の台詞語りがあり、これが曲のテーマそのものでありますが、声が何とも可愛らしいネイティブの少女なんですね。

 そしてヴォーカルのダブりが強調されるサビの盛り上がり。ここがお気に入りでして、よく鼻唄を唄っておりますと「その曲好きだねぇ」と冷やかされました。しかし最後には皆共通して「でもいい曲だよね、好きだよ」と・・愛される昭和歌謡なのであります。この時代に、その後彼女がイケイケなロックを唄うことを誰が想像出来たでしょうか?

 愛しのバラードは多くのアーティストにカヴァーされております。

Good-bye my love, I'll never forget you
and please, oh, please say you'll never forget me
We can meet again someday.

ご覧頂き有難う御座います🙇‍♂️

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?