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元作詞家の「青春映画を観たらこんな曲が流れてた」Theater ⑦

Cocktail(1988 米)

♬ Kokomo / The Beach Boys

 1989年と言えば昭和が平成になった年。そんな時代の日本で封切りになったのがこの映画「カクテル」です。以前のマーヴェリック君、この時にはバー・カウンターに立ちスタイリッシュにお酒のボトルを空中クルクルと回しておりました。ニューヨークから南国ジャマイカのビーチに舞台を移し展開する青春ラブストーリーでした。

1988年 日本配給ワーナー・ブラザース

 主題歌となったのが ザ・ビーチ・ボーイズ の「♬ ココモ」。ザ・ビーチ・ボーイズと言えば、あの山下達郎氏も崇拝する(ある意味マニアですね)当時でも既にベテラン中のベテラン、サーフ&ホットロッド・サウンド・バンドです。

The Beach Boys(1961~)
結成当時のオリジナルメンバー5名のうち、2名は故人となっているが、明確な解散宣言はしておらず、オリジナル・メンバーを含む数名がバンド名を引き継ぎ、ライブを中心に活動を続けている。
Wikipedia より引用

 米国内外で多くのミュージシャン(ビートルズでさえも)が彼等の影響を強く受けておりますが、その特徴は所謂エレキ・サウンドのロックに留まらない美しいハーモニーを生むコーラス・ワークにあります。身近な所では前記のヤマタツ氏、彼が連発する「ア~ ウ~」は完全その影響下にありカヴァー楽曲も多くリリースされております。

 IVYファッションの少年たちは The Beach Boys の象徴とも言うべきボールド・ストライプのボタンダウンシャツを纏い、ホワイト・パンツにキャンバスオックスフォードのシューズを履いて・・・そして彼等のサウンドをこよなく愛しました。

 そのバンドが唄いました当主題歌のリリースは当時の若いファンであった私にも嬉しい出来事でした。映画の南国風景に100%マッチしたサウンドを聴き、改めて古い楽曲を多く聴き直した記憶があります。加えてこの楽曲は彼等にとって1966年以来22年振りにビルボード・チャートNo.1を飾るものとなりました。

 ビーチ・ボーイズ・・・いやぁ~懐かしいです。よく唄った鼻唄は

「♬ ランラン ギルラン アィギルラーン」

だったかな?

ご覧頂き有難う御座います🙇‍♂️

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