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元作詞家の「若き日の憧れ」Lady No.2

麻倉未稀

♬ ミスティ・トワイライト

 「天は二物を与えず」とは言えど世の中にはしばしば例外もあるようです。本日の “ 若き日に異性としても憧れたアーティスト ” それは麻倉未稀さんであります。

 モデル業の傍ら歌手としてのデビューを志していた彼女は1981年、自らの美貌と圧倒的な歌唱力を持ってついにその切符を手にしました。伸び良く高音域まで達し更に色気のあるヴォーカルは、当時の女性シンガーの中でも一二を争うものであったと思います。

 デビュー曲は「♬ ミスティ・トワイライト 」。作詞は竜真知子氏、作曲/編曲は共に大野雄二氏と当時バリバリのコンビでありました。アダルト感溢れるメロディーにしっかりと乗った雰囲気あるヴォーカル。譜割りも含めて決して易しい曲ではありません。更に英語詞部分が多い楽曲ですが、そこも素晴らしい発音で違和感なく・・いえ、美しくスムーズに唄い切っております。只者ではない表現力にもしも私が当時の関係者であったなら「凄いのが出て来たな」と驚嘆した筈です。

 この当時には実力派と言われる女性アーティストが多数おりましたが、二物を与えられた方はそう多くなく・・例の如く高校生の私には兎に角「綺麗で唄の上手い年上の女性」という印象が強くあったのです。結構タイプでありました。綺麗なお姉さんに憧れた時代です。

"さよなら" とだけ告げて
降ろす受話器の重さ
立ち去るのは私と 認めたくなかったの

ご覧頂き有難う御座います🙇‍♂️

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