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装具を付けて履ける靴。


こんばんは、蒼です。
私は2017年7月末、脳梗塞によって左半身が麻痺しました。リハビリテーションを受けたことで全く動かなかった当初の状態よりは改善しましたが、足首がほとんど動かない(実用レベルにはほど遠い)ため、歩行時には装具を付けています。

ちなみに長距離や初めての場所で不安なときにはRAPS(この装具:pdfにリンク)を使っています。

かなりの運動量、そしてしゃがむことが頻繁にある私にとってこの装具は安定性もあって非常に使いやすい!

ただ、物にはメリットがあればデメリットもあるもの。
この装具の一番のデメリットは「左右同サイズの靴を履くのが非常に難しい」ということ。装具の後方に支柱があるため、その分健側の足のサイズと大きく変わってしまうのです。ちなみに、私は普通の靴のサイズは23~23.5cmですが、RAPSを履くときはこの靴を履いています。

[ニューバランス] ウォーキングシューズ MW263 CUSH+ クッシュプラス (現行モデル) メンズ(サイズは25cm)

健側には1cm位のインソールをいれて、サイズと高さを調整してる感じですね。通常1.5cmぐらい大きい。

またスニーカーであれば履ける靴もあるのですが、困るのが冠婚葬祭などフォーマルな場面。

先日、大阪で行なわれていたバリアフリー展で見付けたSALON DE GRESさんの靴自費で購入したオルトップAFO-LHでは履けるのですがRAPSでは無理。(興味のある方は上記リンクからサイトに飛べます)

というわけで、靴ジプシーをしていた私ですが医療用の靴や装具を履いた足に合わせてオーダーで作れる店舗がある、と何か(←)で見て、本日お伺いしてきたのでした。

&MIKI(アンドミキ)

〒671-1602
兵庫県たつの市揖保川町野田248-1
TEL 0791-60 -3297
https://andmiki.com/

我が家から片道150kmぐらいあるのですが、どうしても工房を見てみたい。そんな思いから土曜日の朝にアポをとり、午後からお伺いしてきたのでした。

工房の主は菅野ミキさん。
たまたま、私が装具を作っていただいている会社におられたこともあるというご縁の深さです(笑)
義肢装具士の資格をお持ちなので、装具に関する知識も豊富。

私にとっては「同性であること」「装具のことをよく知っていらっしゃること」が非常にポイントが高くて。大阪の茨木市に移転(元々京都にいらっしゃった)された7thseedさんも見学候補ではあったし、たぶんこの方も同じ装具屋さんにいらしたのではないか、という予感がなくもないのですが、こちらは男性なのですよね。

というわけでお話を伺ってきたところ、以下のような内容でした。

■既成の木型に合えば靴代(70000円程度)のみ。
※木型も作る場合は初回のみ別途費用が必要
■デザイン決定、仮合わせなどで3回は打合せの必要がある。
■ベルクロ部分、底など修理して長く履くことができる。

お値段、正直一発で払うのはお高く感じる。
ただ靴の制作工程や、私のRAPSの状況(更正用装具で申請・支給していただいており、耐用年数が3年だと思われる)を考えると1年あたり23000円で、ストレスのない靴が手に入る、というふうに考えると…?

また、この先一生同じ装具を履き続けるかというと、装具の改良などもあるだろうし、木型を作るのはあまり現状に即していない、と思っています。

今、装具を調整中で踵をぬいたり、つま先のカットを検討していたりでそれが安定したらもう1度考えよう!そう決意したのでした。

一部ですが、ディスプレイされていた商品をご紹介します。
気分、あがりません??(笑)



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