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開成に受かる子の共通点TOP3

ひぐらし坂の母でございます。

数年前に中学受験を終え、無事に開成中学に合格しました。
このnoteでは息子の中学受験を振り返り、親子のメンタルを最強にするための考え方をお伝えしています。

中学受験は究極的には【親子のメンタル】が重要です。
特に【母親のメンタルが9割】というのが私の持論です。
このnoteの基本姿勢はプロフィールをご覧ください。

さて。
開成に進学してから分かったことがあります。
開成生にはなんとなく共通点があります。

息子の友達は開成だけでなく、筑駒、麻布にも多いのですが、そのあたりの子たちもタイプが似ています

今回はそんな開成に受かる子の共通点についてです。

1.『勝ち』にこだわる

ウチの息子もそうなのですが、とにかく『勝ち』へのこだわりが凄いです。
自分の得意分野や、好きなモノについては絶対に誰にも負けたくない!という気持ちが強いです。
これは勉強に限ったことではなく、例えばプログラミングだとか、足の速さだとか、ツイッターのフォロワー数だとか、ゲームだとか、どんな些細なことについてでもです。

『自分は、コレについては誰にも負けない』と思っているものがちゃんとあって、そこでの勝ちには絶対的にこだわっています。
勝つことにプライドがあるので、たまに負けたりするととんでもなく悔しがります
悔しがり方も中途半端ではなく、本気で悔しがります。
その悔しさをバネに、さらに努力をします。
努力をするうえで今までより効率的になったり、違う方法を試してみたりと、発展的でロジカルに動くことができるのも特徴です。

思えばウチの息子は小学生のときから算数のある分野については、絶対に誰にも負けないとプライドをもっていて、誰かに負けたりすると泣いて悔しがっていました。
逆に好きな算数でも苦手な分野については、誰かに負けてもそこまで悔しがらないのが面白いところです。
社会についても、ウチは自他ともに認める地理・歴史マニアでしたので、塾の先生との年号対決をして「今日は勝った」だの「今日は負けた」だのと毎日のように勝負をしていました。

『勝ち』にこだわるタイプが多いので、開成は部活も活発に活動しており、そこそこ強いです。
そのうえロジカルに考えるので、成果も出やすいのです。
ドラマにもなった「弱くても勝つ」開成野球部のお話は典型的でしょう。

この『勝ち』にこだわる性質は、筑駒生、麻布生にも当てはまります。
息子の友達を見ていると、本当にそこが似ているなと感心します。
それぞれプライドを持っていることについては強い思いを持っています。
そしてその性質は中学に入ってから確立したものではなく、小学生のときから脈々と育まれてきたものです。

もし、お子さまが簡単に『負け』を受け入れてしまうようなタイプでしたら、一度親子で本気で勝負をしてみてください。
トランプでも良いしかけっこでも良いです。
簡単にできるもので、親もガチで勝負できるもの。
お子さんが負けを悔しがったり、勝つまで何度でも勝負したがったりすれば、確実に『勝ち』へのこだわりが芽生えています。
ちょっとしたきっかけで『勝ち』へのこだわりを持てるようになります。

2.『集中力』がハンパない

なにかをやるときに、ビックリするくらい集中します。
ひとたび集中すると、自分が納得いくまでやめません。

試行錯誤をしながら自分のものになる感覚がつかめるまでやめない性質と言うこともできます。

息子は友人たちとスケート、ボウリング、ダーツ、卓球、テニス、カラオケ、アスレチックなどに良くいきますが、いつも親がビックリするほど集中してやめようとしません
最初はうまくできないことも、だんだん上手になっていく。
少し上手になってきたら、今度はもうちょっと工夫をしたくなる。
お互いのやり方を見て創意工夫を繰り返す

とにかく、ひとつのことを始めたらなかなかやめません

ウチの息子は小さいころからそうでした。
児童館などで遊んでいても、レゴばかりに集中して他の遊びに行かないとか、一冊の本をずっと読んでいるとか、同じ電車や車の絵を描き続けているようなタイプの子でした。
中学に入ってから同級生のお母さまとお話すると、どの子も昔からそういうタイプの子どもだったと言います。

以前、保護者会のときに組主任(開成では担任のことをこう呼ぶ)の先生がクラスの雰囲気について、「休み時間は子供っぽくくだらないことをして遊んでいる子たちが、授業が始まると急にシュッと集中する。あきらかに全体の空気が変わる。集中力が一気に高まる子たちだ」とおっしゃいました。

集中のスイッチがきちんと入り、納得いくまで持続できる。
これはすごく大きな特徴です。

もしお子様が一つのことに集中できずにすぐに飽きてあれこれ気が散ってしまうようであれば、まずは一緒に一つのことをあれこれ試行錯誤してみてください。
Aのやり方で上手くいかなかったらBのやり方。
Bでも満足いかなかったらCのやり方。
一つのことに集中して取り組むと、いろいろな方法が見えてきます。
試行錯誤の面白さに目覚めると、一つのことに集中することができます。

3.『面倒くさいこと』ことが好き

面倒くさいことの最たるものは勉強です。
2番目に挙げた集中力からつながることでもありますが、結局のところ面倒くさいこと、時間のかかること、手間のかかること、頭を使うことが好きなのです。

例えば、難しい数学の証明の問題について、放課後友達と議論していて帰宅が遅くなるなどということはよくあることです。
帰ってくると、それがとても楽しかったと言います。

勉強以外のことでも同様です。
開成はなにかと文集やレポートのようなものを書くことが多い学校です。
文章を書き、編集をして取りまとめて発行する。
一連の作業は傍から見ていると、とても面倒くさい作業です。
それでも子供たちは楽しそうに作業を分担しています。
夜遅くにLINEで通話しながらあれこれ相談したり、お互いの適性を見極めながらギブアンドテイクしています。

そもそも学校行事が生徒主体で行われていますから、在学中は面倒くさいことをずっとやり続けることになるのです。
特に運動会は、終わったとたんに次の年の運動会が始まるといわれるくらい準備が大変です。
それぞれがひとつの事柄を成し遂げるために、面倒くさいことをする。
しかもそれをやればやるほど楽しくなる
そんなタイプが多いのです。

勝ちにこだわり、集中力がハンパなく、面倒くさいことが好き。
結局のところこれらは一つにつながります。
自己肯定感が高い子が多いのも、自らの特性が発揮できるチャンスがたくさんあるからなのです。

中学受験の際には偏差値だけでなく、お子さまのタイプをよく見てください。
この特性については親とのかかわりあいで方向づけることができます。
負けても気にしない、すぐに飽きる、面倒なことがきらい・・・
こういう子にちょっとずつやり方や考え方をガイドしてあげてみてください。

母親のマインドチェック

・我が子の特性をよく見る
・勉強だけでなく、性格、生き方すべてに通じる特性がある
・勝ちにこだわり、集中力があって、面倒くさいことが好きな子は開成向き
・親の働きかけで開成向きなタイプに育つ
・親も一緒に楽しんでやってみる

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