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和の精神

こんにちは。
スクラムヒューマンパワー代表 日原 達仁です。

私の記事を読んでいただいて、ありがとうございます。

日本には「和の心」があります。
個性重視とする精神文化ではなく、集団の秩序と安寧、
また礼儀と作法を重視した精神文化で、私的なことよりも公を重視し、
責任を問われると率先して引き受ける精神です。

スクラムヒューマンパワーでは、この「和の精神」を大切に考えています。
若い人材を採用したのですが、
残念ながらこの和の精神を未学習な方が多かったです。

権利ばかりを主張し、責任を果たさない。
厳しく指導すると逃げていきます。
みんなが、まわりが、と主張しますが、
主体性を失っているように感じます。
他者と強調して成果を出す点では、「和」も「同」も一緒です。
しかし自己の主体性を保ちながら、
協調して結果を出すことを、私たちが正していくことが必要です。

昔の日本には「士農工商」の身分制度がありましたね。
最も位の高い武士がいちばん貧乏で、逆に最も位の低い商人がいちばんお金を持っていました。武士がお金に困ったときは、
商人に頭を下げてお金を借り、商人は「頭を上げてください」と
武士に敬意を表しました。
「武士は食わねど高楊枝」と、武士という者は
たとえ貧しくて食べ物に困っているときでも、
まるで食べ終わったかのように楊枝をくわえて見せる、
そういう風に振る舞うことが美徳とされていた時代です。

東日本大震災の時には、利害を超えた人のつながりを再認識しました。
日本人は要求された以上に仕事をします。
自分のことは後回しにし、目先の利益に翻弄されたりしません。
全員で目標に向かって良い仕事ができるよう改善し、
全体が、組織が良くなるようにイメージします。
締め切り、納期を守るために最大の努力をします。
残業も厭いません。現代ではお休みも大切ですけどね 笑。

日本人は要求された以上の仕事をしてきたんです。
仕事を「生き甲斐」と捉える方も多く、「お金」だけでは満足しません。
量販店では価格以上に品質をアピールし、レストランでは料理のおいしさ以上にスピードや接客態度などを売りにしたりします。
だらだらと仕事をこなす様子は見られません。

日本は世界でもっとも正確な仕事をすると評価されています。
中国のメーカーが、中国で生産し中国各地へ納品するよりも、
日本で生産し中国各地へ納品する方が早い、
という驚くべき話を聞いたことがあります。
品質は比べるまでもありません。
こういった文化は残していかなければならないと思います。
日本人の「和の精神」があればこそです。

コロナ禍による支援金などは、ありがたいことです。
しかし、それを権利だと求めることは不自然ではないでしょうか?
国から支援金が支給されれば、困窮している支援を受ける側は助かります。
しかし、コロナ収束後はどうでしょうか?
はたして同じように事業を経営できるでしょうか?
支援金にただ甘んじている企業と、
支援金を受けながらも新たなイノベーションを起こし活路を開く企業と、
あなたはどちらを応援したいですか?

日本という国は建国から2682年、この「和の精神」に基づき家族の為、
仲間の為、地域の為、国の為に何ができるかを考えて行動してきました。

知性を高め、「徳」を高め、「和」を大切にする。
世の為に地域をつくる。

スクラムヒューマンパワーは地域産業を基盤に、
「修理固成」を目的に事業を成し遂げていきます。
「修理固成、つくりかためなせ」。
スクラムは「和」「融合」「統合」し、価値を創造していきます。


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