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あってもいいと思う夏休みの過ごし方。

今年の夏休みはひとりでほとんど過ごしました。
厳密に言うと、ひとりでない時間はそれなりにあったけど、心象として「ひとり」の夏休みでした。

世の中の方々はもしかしたら、実家に集まった親戚の人たちと、にぎにぎ集まってごちそうを食べたり、どこかに遊びに行ってたかもしれないですね。私も実家に帰り、両親と「アルキメデスの大戦」をイオンシネマで観ました。豪華セットのお寿司(回転寿司です)も持ち帰りました。
でも全体的に「ひとりの夏休み」だったなあという印象です。

悪くないです。

台風10号から逃げるように、13時間かけて自宅まで車を走らせたからかな。今年やっと設置したエアコンが気持ちよすぎて、自宅に戻っても全然窓を開けてないせいかな。27度では寒いので28度にしたら、今度は少し動いただけで暑く、すり足で家の中を移動していたせいかな。

とにもかくにも、ひとりなので、すべてのことがアタマのなかだけで繰り広げられます。そのせいか、何事もやけに内省的な雰囲気をまとってしまうのです。そろそろキャットフードがなくなるぞ、と、Amazonであちこち探してるときすら。

久しぶりにnoteにアクセスしたら、お盆っぽい記事があまり見当たらず、いささか拍子抜けしてしまいました。うわぁ、どんどん動いているんだな、と。

わたしだって、夏休み前は「よし!次はあれを書こう」と、資料として図書館で本を何冊も借りたのに。実家に帰る道中、行ってみたいところ、食べたいものを事前にみっちり調べたのに。

夏休みの予定、実現したのは1割未満でした。ここ数日はtwitterやVoicy、noteだって、開くのが億劫でした。これっていわゆる情報疲れ?

というより、単にお盆をひとりで過ごしたかっただけなのかもしれません。

録画してたNHKの「いだてん」では5.15事件がドラマの背景として描かれ、「アルキメデスの大戦」は言わずもがな、昨日のニュースでは昭和天皇の拝謁記が見つかったと報じ、令和になって、今更、わたしのなかで、「あのころのこと」が膨らんでしまったせいかもしれません。

わたしだって昭和生まれなのに。皮肉です。

いまや台風は完全に過ぎ去り、風もなく、静かな夜が戻ってきました。耳のなかで「しん」という音がしてます。

暑さと台風とお盆らしい心持ちで、涼しいショッピングモールや、にぎやかなテレビや、誰かとのLINEや。ちょっと休んで、少ししずかに。

「いいちこ」の水割りなんか飲みつつ、「なんだか書きたいことが定まらないなぁ」と思いながら、定まらないこころ、それは決して悪くなく、麦焼酎のようなサッパリとした心持ちを書いてみたくて、パチパチとキーボードをたたいてみました。

明日は日曜。
夏休みの最後、穏やかで健やかな一日になりますように。


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