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逃げ道を探す旅

最近までただただ弱ってた。
会社でうまく笑えなくなってた。
そんな日々を積み重ねてたから、席の近かった部長にも「なんか、元気なくない~?」と気にかけてもらってるのも明らかだった。
そう言われてもうまく返せないくらい不器用で、余裕がなかった。

リーダーと合わないのだとはっきり自覚してしまったのは2月。
言葉にするとどんどんそう思ってしまう、と言葉にしないようにしてた。けど限界だった。
たまたま呼んでくれた元々はオーバー40(歳)の同じ課の飲み会に「まだ34(歳)なんですけど?笑」と言いながら参加した時に「部長も気にかけてるよ」って同僚が教えてくれた。そこで、もやもやしてたこと話したら同僚たちは共感してくれた。
でも、だからと言ってどうもできなかった。時期が時期だし3月のリリースまではなんとかこんな状態でもやり切らなければって思ってた。同じ課の同僚とは雑談つつ笑えるのが本当にささやかながら救いだった。

その後リリースに向けても佳境で、
4,5年ぶりに会社のトイレで泣くという事態も発生。「泣く」は感情だから男性が多い職場でそれはなんの理由にもならない。
リーダーから話しかけられて声が震えだすことも増えた。またリーダーが咳払いするだけで「何か言われるのでは」とビクビクしてしまって少し手が震えるようになったり本当にこんなの長くは持たないと思った。
それも、以前抗うつ剤や睡眠薬を飲んでた時期があるからこそ「これ以上無理する必要はない」って思ってた。

組織編成が変わると聞いて、そこまでは頑張る…と思ってた。
ある日、駅の改札までは向かったけど「あぁ会社行きたくないわ…」と家に引き返したこともある。その日に新組織発表があったと翌日知った。
出社したその日、新組織の体制を聞いて終わったと思った。
それまでは別の課で同じチームだったのが同じ課になっていた。「引き続き同じチームってことじゃん…もう頑張れないよ…無理」
つまり私が明らかに元気なさそうでも側から見たら問題なくうまくいってるチームに見えてるんだな…全然なのに…

3月半ば、新組織で一度集まり、体制の話をされた。New課長が冗談つつ「こいつと同じチーム無理とかそういうのあったら個別でも言って」と言われ、今言うしかないと思った。うまくいってると思われているチームかもしれないけど私はもう無理だって伝えなきゃ伝わらない、私の精神が壊れる、と思ったからどういった形でもNew課長にアラートあげる必要があるのは自覚してた。
なんとかメールを送った。ずっと反応はなかった。3月中は確かに部下でもないからNew課長が動きにくいものわかってたのでそこは我慢してた。

4月残念ながらの新組織、気温差激しい日々だったのもあり体調不良で午前休を2回したら2回目の夜、New課長から呼び出された。
体制を変えてくれることを検討してくれ、翌日には「こんな体制でどう?来週の課会でみんなに言うから」まで決めてくれた。
課会で報告され、晴れて体制抜けられて、わかりやすく元気になったし笑えるようになった。

久々に自分開催の会議、ファシリーターやってスケジュール逆算して色々組み込んでっていう働き方をして「こういう仕事がすき」って思えた。それまで、ただただ腐って仕事してたなって。何かできたことはあったかもしれないって少し思うけどもっと頑張ってたら私の精神が壊れるのが早まっただけだと思うから後悔はしてない。


社会人、10何年やってても結局こんな感じ。
3年目くらいの時は課長が少し鬱入っていて組織としても未熟でおかしかったのもあってその頃も精神ぼろぼろだった。その時は部長に泣き泣き「もう無理です」と言って隣の課に異動させてもらった。
そんなこんなで1社でずっと働いてるけどもっともっと逃げ方うまくなれればよかった、って思ってる。

30歳過ぎてそういう壁にぶつかった時「転職もあり」という選択肢が出てきた(不思議と20代の頃はあまり転職を考えてなかった気がするけど、それは多分「5年は頑張る」を最初に掲げてしまったからかな)
でも…がたくさん出てきてしまうのも実情。
今回はリーダーの元でとても自己肯定感削がれてたので「私に出来ることなんて何もないし…」「職種エンジニアだけど経験もないしスキルもないし」
「何だかんだ今の会社、給与良いのでは」「いろんな今の環境を全てリセットしてまで仕事変えたいか」をグダグダしてたけどさすがにこんな日々は未来がない、生きているのがつらい、と思い「気になる会社さんのお話聞いてみるだけ進めてみてもいいのかも」と初めて動いてみたところはある。それも未経験故に進まなかったのだけど、個人的には僅かでも転職に向けても進めたっていう進歩。

10何年もいるからこそ少し会社に縛られてるのかも。会社に限らず、逃げることが苦手すぎる。
上司が合わないとかリーダーが合わないなんてザラにあることなのに。合わないと思ったらうまく離れるなどの逃げ方が全然できなすぎる。

いろんなアドバイスあると思うけど最低限ふたつ。
逃げ方を少し覚えること
逃げるための人間関係のベースを少し意識すること
を意識すると良いと思う。未だに逃げ方は答えがわからないから何も言えないけど人間関係は結果として培ってて良かった。

そもそも気さくな部長ではあるけど数人の飲み会などに以前参加してたし(私はお酒飲まないのに笑)
New課長もその飲み会にはいらしたので見知らぬ仲ではなかった(からメール送れた)
当時の課長も席が近かったので私がリーダーに詰められてるときにさりげなくフォローしてくれたり、組織編成に絡めて課長が持ってた案件を私がもらうことになったのて「ごめんね」と言われたのはリーダーとの関係のところも含めて言われたと思ってる(賞与評価の面談の時も気にかけられた)

たまたまトイレで会った以前の課長(女性課長です)にも「最近どう?」からいろいろ聞いてもらって共感してもらって、アドバイスもらったり。
後半弱りすぎてて同僚から心配して声かけてくれることも多かった。仲の良い別部署同僚からも「後ろ姿死んでるけど笑」と言われたり。
そういう関係築けたのは10何年もいるから、ではある。もちろん私のキャラクターもあるとは思う。

今は、ありがたくチーム変えてもらったから今の仕事頑張るつもりの日々。でもまた辛くなったときのことを考えて逃げ道備えてもいいのかな。そのための資格やスキルを持って方がいいのかな。若くはないけど…な日々(私若くない発言よくするのでここでの意味としては未婚なので女性としてのライフスタイルが変わる可能性があるの意。関係ないのかもしれないけど気にしちゃう。仮に産休取るなら数年勤めないとでしょ、とか。未婚なのにw)

そして補足するとリーダーが高圧的だったとかそういうのはなくて。信用して一緒に頑張っていけると思ってたし最初の頃は確かに側から見てうまくいってそうな仲よさそうなチームでした。でも段々と価値観の不一致が出てきたというか。本当に結婚したことないのに離婚理由「価値観の不一致」ってこういうことか!ってすごく体感した。

仕事は業務内容、業務ボリューム、関係者、上司、などいろんな要素で成り立ってるからどこが弱くてどこが強いかはわかっておくとベースにはなります。インターン経験を経て、とかバイト経験経て、とかそういうのも未経験で、とかいろんな環境の方々がいると思うけど自分のことちゃんと見極めて適正にいろんな判断をしたら良いと思います。私もまだまだ逃げ道の探し方、下手なんだけど、いい方向見つけたい。

#社会人1年目の私へ

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