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procreateで水彩絵の具を探す旅

漫画が描けるからと言って、イラストが描ける訳ではない。

イラストが苦手です。その中でも特にカラーが苦手です。心底。
あまりに苦手なので、現役時代はカラーをとことん避けて、多色刷の表紙ばかり作ってました。そのころからすでにカラーの方が安くなりつつありましたが。
流石に今はもうすっかりカラー表紙の方が断然安いし多色の方が高いし、なんならオンデマ特急も基本カラー表紙で詰む。


カラー表紙セットが阻む入稿

と、いうことが先日ありました。詰みました。
いやーカラーもイラストも苦手!!!!!!と、漫画ばかり描いてきた弊害がでましたね。
我ながら酷い出来だな、と思いましたが、選べるセットがどう考えてもカラー表紙しかない、そして●時間以内に入稿せねばという土壇場でカラーが描けない人が描くという。

詰んだ。

入稿はしましたが本当に酷い出来でした。今はこれが精一杯。と思えども詰んだ。
中身は頑張ったけど、表紙は通りすがりに見てもらうもの。
自分の描く漫画というのは、中身をきちんと読んでもらってから、ようやく手に取ってもらえるレベルだと思ってます。
早い話が絵も目立って上手くもないし、話もマイナー(これは確定)傾向なんで、そう目に惹くレベルには達していない。
表紙というのは手に取ってもらうためのきっかけ作りです。

さすがに反省して

通常使っている二次創作用のアカとは別のところで、カラーの練習を始めました。
いつもはTLに流してる絵はまとめたりしますが、これまた酷い出来なので、まとめない前提で気楽にぽこぽこ流れるままにしています。
練習というよりも今現在は、どのブラシを使えばいいのか一人検討会、ですね。
原稿同様にprocreateを使ってます。
やってみて判ったのは、厚塗りは向かない。
絵に立体感が無いから似合わないんですよね。飽きっぽいし。
なんとなく水彩がいいんだろうな、と予測の元いくつか試していましたが、何かしっくりきません。

そもそもどういう水彩塗りが好きなのか検討する

ブラシを試す>なんか違う。の繰り返しつつ、イマイチ自分の絵に合う・好きな塗り方が特に無いことも気が付きました。
見るのと描くのは違います。
一度振り返って、ぼやっとしたイメージをはっきりさせるためにまずは本屋で改めて本を探すことに。
デジタルじゃなくて、水彩ならアナログをまず見てみたら?とふと思い、普段見ないアナログ水彩の技法書を探しに行きました。

そこでようやく、スケッチに軽く水彩でささっと塗る方法がわりと好きだし、こういうのが描きたいなあ。とやっと方向性が見えた気がしました。
集中力が続かないし、飽きっぽいからあんまり時間はかけたくないのもあります。無理はしたくない。

改めてprocreateでブラシを探す

凹凸があるテクスチャを使う方法はまた今度やるとして、方向性が解ってやっと使うブラシがなんとなく決まったのでお試しです。
背景くらいに、人物ももっと水彩境界のムラが出る塗り方ができるといいんだけど。

タマールというブラシで全部塗り

主線をにじみGペン使った方がよかったかな。
ピグマミリペンみたくしたかったので、そこはまた検討です。
解像度140くらいで描いてますが、WEBで見るともっと影は濃く塗ってもいいなこれ…。と、UPして見えてくる反省点。


こっちはフリー素材のモデル写真を見ながら
タラリアとハーツで着色

登山口に立ったばかりですが、地道に色々試して練習しようと思います。
先は長い。




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