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出張編集部に行ってきたレポ~名古屋コミティア編


タイトル通りです。
先日の名古屋コミティアにて、出張編集部に行ってきました。
モチコミon-lineと合わせると、これで都合3回目の出張編集部参加です。
(初回は2日連続参加なんですが、まとめて1回ということで)
参加方法(エントリー)は基本どこでも同じなので、エントリ方法について知りたい方はこちらをお読みください。

今回もレポ漫画にしてみました。その後に文字のレポがだらだら続きます。面倒な方は漫画だけでOKですので、まずはそちらをどうぞ。


レポ漫画


当日の流れ

そもそもが春にあると書いてあったモチコミon-line用に、一次創作のネームにとりかかってる最中でした。

しかし二次創作はそれなりに経験があっても、キャラや世界観を全部1から説明のいる一次創作は経験がない。
いつも通りに一度全部シナリオまで作ったんですが、どうにもしっくりこない。

これはモチコミon-line(次回開催4/13)にネームが間に合わないなあと思ったところに、名古屋コミティアがあることを思い出しました。
そこで、ネームを一旦諦めて、シナリオから改めてプロットの形として箇条書きに起承転結全て書き出し、A41枚にまとめました。
主役2名のキャライメージ図だけは一緒に載せました。

また、昨年のGWに最初に出張編集部に参加して以降、少しずつ改善はしてきたつもりだったので、

・直近に出した本(20頁)
・修正した原稿(スト漫画)1本のコピー本
・ペン入れ原稿の参考にアンソロ用データと直近のWEB漫画をまとめたコピー本
の3つも用意しました。
初めてコンビニコピーのマルチ機能で「冊子」印刷を使いましたが、非常に便利ですね。少し時間はかかりますが、サンプルコピー本くらいなら面付不要で印刷できるのがいい。

アンソロ用だとショートショートなため、内容がふんわりしているんですが、オフ本は全部鉛筆&グレスケなので、ペン・ベタ・背景等がある完成原稿はアンソロ分と、つい最近書いたWEB用数枚だけなんですよね。

一般参加で昼ぐらいから行きましたが、名古屋のティアということで、そんなに出張編集部も最初は混んでないからか、わりとゆっくりと全部見て貰いました。その結果の一部がレポ漫画です。

出張編集部参加で変われたか?

・修正した原稿より、最近描かれた本の方が見せたい場面を絞って見せられてる。
・(修正した原稿)導入はいいけど、原作を知らないで読むからか、少し長い。
・(同)どこを触っているのかわからないから、1コマ目は顔を見せた方がいい
・見せ場はもっとコマはでかくていい。もっとぶち抜く。
・少年たちが何をしに行ったか、絵で説明できてる。
・受くんの可愛さを見たいのに、第三者視点になってる。
・受くんが照れたり恥ずかしがる顔を見たいから、正面を向く!目線を読者に合わす!
・攻くんが受くんを「可愛い」と思う場面を合間に入れる

レポにも書きましたが、直近の本にて攻キャラ視点の構図で描けたぞ!と思った場面が「第三者視点」「コマが小さい」という…あれでもまだ小さいのかー。と反省。
また、目を瞑って目線が合ってないことや、少し引きの構図だからかなーと思ったりも。こういう場合は正面見よう、と指摘を何度か他の場面でも受けました。うお。
角度もうちょっと考えよう…。

また可愛い・照れてる表情が見たい=強めの感情という解釈はかなり目ウロコでした。でも場面的に言われたらそうだな…攻の欲だからそりゃそうだ。
と、BLを描き慣れてないので、所謂恋愛感情と通常の感情における「強さ」の分類が甘いこともよくわかりました。

ただ、会話劇になる時に「場所を転換する」を意識して入れた本の内容が、「見せたいことを見せれる様になった」と言われたのはちょっと嬉しい。
ちなみに内容としては、大人二人が子供時代を時折振り返る、と「時間軸(回想シーン)」を入れることで「場所を変える」を実行した話でした。

一次創作の作り方の基礎

今回はこれが目的でした。
起承転結まで書いてあるとはいえ、ネームじゃなくてプロットなのでどうなのかなーと思いましたが、前述の通りにゆったりしていたせいか、かなり丁寧に対応されたと思います。
何が一番だめかって、読切=24枚と考えていたってことですね。
読切は40~60枚だから、と最初に説明され、そんなに枚数使っていいんだと…。
それだと大分話が変ってくる。

また、頁単位でプロットを配置する方法は聞いたことがありましたが、それよりももっと大きな塊で、エピソードをまず片っ端から入れて精査する方法はすごく参考になりました。
(尚これは実際は漫画よりも記事の書き方の説明なんだそうですが、私の場合はこの方法が合ってそうとのことで)

第一稿としてのプロットのやり方としては「わかりやすい」から、この方法は続けていこうと思います。
サクッと読めてしまうから、肉付けをどうするか。ということですね。

配分の考え方

結局のところ、キャラや世界観がすでに読み手にも説明済の二次創作と違って、一次創作は最初にどこまで説明するのかも鍵です。
説明とエピソード(アクション・分岐点)の配分方法をまとめると、

・とにかくやりたいことを一旦全部出す。
・大きな塊ごとに振り分けて、数が多いなら無くても話が通じる分は省く(40頁なら導入10頁・メイン20頁・終幕10頁)
・上記をやってから、頁ごとに振り分けしていく
・客観的視点の第三者と話すことで、要・不要を振り分ける
・キャラの数は最小限に抑える(多いと読者が混乱する)

キャラについては主役に関わるサブキャラについて相談したところ、「キャラが多くなればなるほど、その分説明が多くなって情報過多」と、思い切って絞り込む方が最初は良いと。
これは非常に解りやすい解説でした。確かに。

ただ第三者はな~。ラバーダック方法でなんとかならんものか…。
2,3回やってみればコツがなんとなく掴める気がするため、最初の1本で色々試して以降生かせたら。

余談の話

漫画に描いた余談ですが、面談してくれた編集さんの中の一人が原作ファンでした。そんなことあるの()。
なので、実際はキャラ名把握した上で指摘されたり、「●●さんならこうとか」とキャラ名使って説明されたり、これが噂の…!が体験できました。
スマホの電子書籍画面も壮観でしたよ。本当に全巻揃ってた。
漫画はTLにも最初流そうか迷ったのでジャンルはぼかしましたが、アンソロも複数あることもご存知で、どれか見たかったらしい。中身だけ一部持ってきたわよ…。
原作が読切連載なので、頁数的にも丁度いいんじゃないかなーという説明もその方です。
最終的に、ベテラン技すごいねほんとにね。で締めました。それはそう。
他のとこの編集さんは、やっぱり作品自体を知らなかったりしたんですけどね。

ということで、大分長くなりましたが、今回もわりと楽しく出張編集部に参加してきました。

今日のラクガキは「光と影のポージングカタログ」を見ながら。光源わからん…。

左右の足の長さが違うなこれ…



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