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開かれたキャンパスのもつ意味

大学ができ数年、まちは学生で賑わうようになった。高齢化や空き家が多く言われるようになったまちにとって、大学誘致は本当にうれしい出来事だった。東口にできた大学は、小学校や住宅地に直接面しており、計画条件の複雑さを感じていたが、駅前にありながら大きな大学の敷地内を市民に開放する計画となった。
ところどころにある広場が、まち全体の雰囲気をつくり、とても心地よい。綺麗にデザインされた緑地や品の良いベンチは、昼夜を問わず多くの人の安らぎの場所となっている。自宅に帰る時には、校舎の間を抜けながら、旭町の路地に入っていく。小学校前にはきれいにデザインされた広場がで用意され、賑わいと交流の場となる。
大きな塀によって大学が閉じられるわけでなく、自由に大学の中を市民が行き来できる。駅前の大きなエリアが分断されずにまちと繋がっていく。

この投稿はFacebookページで2018年7月31日に投稿されたものです。1週間でお届けする島プロライドオン〜《千住のひろば》その2です。

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