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Welcome to 角栓界隈(粉瘤もあるよ)

だいぶご無沙汰しております。OT養成校を不本意ながら退学して以来、眠剤をつまみにストゼロを流し込みつつ汚部屋のなかで引きこもっていました。さらに(これまた最初は不本意ながら)主治医に禁酒を言い渡され、ようやくようやくクリーンな生活に慣れてきた今は某企業で働いています。なのでnoteの更新も日曜日にするつもりです。

ここ暫くnoteが書けなかったのは精神状態もありますが、「もっと意味のあることを書かねばならない」というプレッシャーが「めんどくさい」という気持ちを生み、ますます書くことから遠ざかってゆく状況にあったからです。

さて前置きはこのくらいにして。
今日は私のリアルでは言えない趣味を通して、(趣味や人や創作や学業その他を)全く知らない興味ない状態から好きになる、好きになって続けるってどういうこと?という話をします。

まずはちょっと昔の話を。
私がアラサーの頃、某倉庫のピッキング作業に就いていたんですが、私より少し後に入ってきた当時20歳の子に驚かされたことがあります。その子は職場で彼氏を見つけたいと言っていました。ここまではよくある話です。しかし彼女が目的のために起こした行動が、未だに私の価値観を揺さぶる何かになっているのは否めません。

その子が起こした行動とは……
「私、〇〇君を好きになることにした!」というもの。〇〇君は中国(China)から一家で日本にやってきて、家族で倉庫での仕事をしていました。親子で交わす言葉はもちろん中国語で、日本語はたどたどしいながらも話そうと努力していました。そんな彼は決して悪い人ではなくむしろ好青年と言ってもいいくらいでしたが、20歳の彼女のことを思うと、「彼のどこがいいんだ?というかこういうのって、自分が好きだと思う相手にモーションかけるものでは?それを話す機会の滅多にない中国の人を一から好きになる?どういうこと?」
恋愛沙汰にとんと疎く興味のない私には頭が疑問符でいっぱいでした。

そうして中国の青年に狙いをつけた20歳女子。お昼休憩のときは正社員やベテランパートのおばちゃんやリーダー格のお局様も一緒に小上がりでお弁当を食べるのですが、そこでも彼女は臆面もなく「今日〇〇くんの荷物さばきすごかった!」みたいな話から、直接〇〇君に「中国語でこれはどう書くの?」やら「〇〇君喋ったら面白いよね!かわいい〜」などなど、彼女が見つけた彼の側面を次々拾い上げてはベテランおばちゃんの前だろうと正社員が側にいようと褒めたり接近したりしていました。

そんな彼女、最初はなんとなく大人しそうだからと狙いをつけた中国の青年の良いところを伝え、彼自身も一人では気づかなかった一面を女の子に教えてもらい、人の前で褒められ好意的に受け入れられる……この子すごい策士だと思ったと同時に、「はじめは興味ないものを好きになる力」って人生でめちゃくちゃ重要なんじゃないかと思います。

彼らは今、どうしているんでしょうかね。

というわけで!
私の密かな趣味である角栓除去動画鑑賞(blackhead, pimplepopping, cystなどで検索すると世界中からよく育った大きな角栓をひたすら引っこ抜く動画が出てきます。そう!角栓除去は世界的なコンテンツなんですよ!マニアなら通る道であろうベトナム?のSAC DEP SPA は技術とサンプル数の豊富さであちこちで転載されまくっています、あと台湾の澄熒SPAのピンセット捌きは至高。あれに感動しない変態はいない……いやはや私としたことがつい余計な話を)。
これも初めは好きでも嫌いでもなく、なんとなく暇つぶしで見ていました。

しかし他の似たような動画(初心者は施術がある意味ダイナミックなDr.pimple popperことサンドラ•リー氏や顔出しした姿がイケメンなため「粉瘤王子」と呼ばれファンも多い大阪のクリニック、あとは先述のSAC DEP SPAあたりの動画が入り口かつおすすめです)を次々と見ていくうちに、ただ絞るだけの角栓では満足できない!特に明らかに毛穴が狭くて皮下に老廃物がたまっているパターンは流血が多いくせにブツがでなくて不完全燃焼!

そう、初めはなんとなくダラダラ眺めていただけのジャンルに自分なりの好みや「もっとこうしてほしい」という欲求が生まれて来たのです。

そんな私の好みは、何十年も熟成され育ち開ききった毛穴すらも越えて酸化した黒ずみが顔面を覆う、ご老人の角栓。実はこれに出会う機会はあまりないレアなサンプルなんですよ。これまで誰にも触られず節分にも余されてしまった黒豆が今搾り取られる!そして最高品質の角栓は表面こそ黒く酸化しているものの、中身は硬めの黄色い油分に覆われて耳ですらなく動画越しにも、心に「プリッ」とした感触が伝わるクオリティそして絞りきったあとにぽっかり空いた毛穴。このような極上品を見るとテンションが上がります。これぞ私の厄落とし。

で、なんの話でしたっけこれ。

最初は興味なかったり、イヤイヤやっているとか、これがなきゃ私のアイデンティティが保てないから仕方なくやる……ということ。最初は特に興味なくても、それに触れる習慣をつけて色々なものを見るうちに人に語れるくらいには自分の好みや対象物のいいところ、「何故それが好きなのか、続けていけるか」を語れるようになるのかなーと思います。

というわけで君も角栓界隈に足を踏み入れないか?界隈民は施術されてる人や施術者だけではなく、摘出された角栓や粉瘤までも愛でて思いやることができる、優しく民度のいい集まりですよ?でも初心者には刺激の強いのもあるので、まずは粉瘤王子のご尊顔とお声を味わう動画から徐々に慣れていきますか!
(この手の動画はコメントがあってこそ、という部分もある気がしています。なお「粉瘤ができたら北海道からでもお世話になりたい」的な熱烈コメントもあり。私もお世話になりたいのだが?)。

追記∶ピンセットなら「角栓スポスポ」さんは外せない!鮮明な画像ズーム、今にもとって欲しそうな上質な角栓、そして流血なく綺麗に確実にすっぽり抜ける角栓たち!ピンセットなのに!しかも中途半端にやめることも抜けないことも滅多にない、この方は角栓を抜くことで人々に癒しとスッキリ感を与えるために産まれたんだ!ナチュラルボーンblackhead  removal!

とにかく角栓界隈に入りたいなら角栓スポスポさんは見てくれ、その他お勧めは私が調べる。

【さらに追記】おかしい!世界中にいるはずの角栓粉瘤マニアが何故!ここに来ないのか!そうかハッシュタグだな……ちょっとつけてきます。


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