うるう年の複雑なルールと単純な理由
今年は4年に一度のうるう年でした。皆さんいかがお過ごしでした?
ぼくはうるう年だというのに乾燥していました。(注:うるおう年ではありません)
さて4年に一度と言われるうるう年ですが実はもっと細かいルールがあるのはご存じでしょうか?
ただいまWikipediaから拾ってきますね。
言ってることわかりますか?
つまり基本は4年に一度うるう年となりますが、1900年とか2100年とかは例外的に平年になります。
でも2000年とか2400年とかは例外の例外でうるう年になるんですね。
なぜこんなことになるのか。
それは地球の公転周期がおよそ365.2422日だからです。
つまりどういうことだってばよ
もうこれで今回の記事は終わりにしてもよろしいでしょうか?
ここまでお読みくださってありがとうございました。
……としたいところですがダメですかね。
ここまでの情報があればもうすでに上記の複雑なルールは説明できるのです。
ぜひとも自分で考えてみていただきたい。
自らの頭で考えて法則を理解するって本当に楽しいですよ。
先人たちの偉大な肩の上に乗って最短で知識を得るのもいいですが車輪の再発明も時には大事です。
まあ、時間稼ぎはこれくらいにいたしましょう。
十分考える時間は取れましたでしょうか。なお自分で考えたい方はここからはまだ読まないで自分の頭で考えてみてください。
さて、基本的に地球の位置が日付と対応されなるべくずれないように設けられたのが先ほどの細かいルールです。
まず第一のルール。
4年に一度うるう年がある理由。
地球は約365.2422日で一周します。
一年を365日と設定すると0.2422日だけずれてしまいますね。時間にするとおよそ6時間程度でしょうか。
ちょっとのズレですが積み重ねると馬鹿にできません。
4年もすると0.2422×4で0.9688日もずれてしまいます。
そう、4年ごとにほぼ一日分ずれてしまうのですね。
ですから4年ごとに一日増やすことでズレを抑えているのです。
しかしながらこれでも正確ではありません。
1-0.9688=0.0312ですね。
4年ごとのうるう年でもおよそ45分くらいのズレが生じてしまうのです。
この小さなずれも100回繰り返すとおよそ3日分になってしまいます。
このズレを補正するのが二番目と三番目のルールです。
4年に一度のうるう年の補正で起きるずれが100回繰り返される、つまりは400年たつと三日分ずれてしまうのです。
ならば400年で3日分今度は引いてあげなければなりません。
よって400年のうち100年目、200年目、300年目の3回だけうるう年をお休みして3日分減らしています。
もちろんそれでもまだ正確ではないのですが、ある程度は多めに見ましょうやといったところでしょう。
誕生日について
ところで2/29生まれの人って4年に一度しか年を取らないのでしょうか?
だとするとエルフみたいですね。長生きできそう。
しかしそんなことはなく、民法によると「誕生日の前日の午後12時に歳を取る」とされています。
2/29生まれの人はその年に2/29があろうがなかろうが2/28の終わる瞬間に年齢を一つ増やすことになるようです。(3/1生まれの人は2/29がある年は2/29に、無い年は2/28に歳をとることになるようです)
もう2/29を10日以上過ぎてしまいましたが、次の機会を待つとなると1400日以上先のことなので、今更ですがこんな記事を書きました。かしこ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?