るみ氏

にっきみたいなかんじ。日々の中で考えたこと・感じたことを書きます。#エッセイ #日記 が多めです。

海外旅行って、難しい!

ぐるぐると手に巻き取ったトイレットペーパーの横幅が、いつもより随分と細いことに気付いた時、「本当に海外に来たのだなあ」なんて実感がむくむくと湧いてきた。いつだってトイレットペーパーの規格の違いは、自分が国境を越えた事実を何よりも強く感じさせてくれるモノだと、普段より冷たい便器に腰掛けながらフランスの空港のトイレでぼんやり考えていた。

1週間と少し、休みを取って母と海外旅行に出かけた。目的地はフラ

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“推し”は推せるうちに、直接推すのがいい

大人になって“社会”というやつに放り出された途端、褒められることが少なくなった気がするのは私だけ?

子供の頃は、ちょっといい成績をとれば「すごーい、天才だね」、ちょっと面白い発言をすれば「どうしたらそんな面白いことを考えつくの」と褒めてもらえた。私はまあまあ褒められてきた方だし、大事に育てててもらったと思う。

大人になったら、そういうこともだんだん減ってきた。昔よりあまり褒めてもらえない。だっ

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ゴールデンウィークに取り残されて|5月6日(月)のランゴリアーズ

《ビリリリリリ》

スマホのアラームが、けたたましい音を立てて鳴る。
布団から手を伸ばし、畳の上でブルブルと振動するそれに指が触れる。僕はスマホをひっ掴み、細く開いたぼんやりとした視界から時刻を確かめる。

5月6日(月)09:37

はあ、と声混じりにため息をついて、僕はスマホをごろんと畳の上に放り投げる。目を閉じて、布団の中にすっぽりとくるまって、再び暗闇の世界を全身で堪能する。

時刻の(月

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人は、「言わないこと」で出来ている|映画『ローマの休日』に思うこと

Anya, There's something that I want to tell you.
(アーニャ、君に言いたい事がある)
No, please... nothing.
(言わないで... 何も)

映画『ローマの休日』を初めて鑑賞した。白黒映画は正直、あまり観たことがなかった。というか、無意識に敬遠していたのかもしれない。古くさいし、CGや特殊効果があるどころか、何と言ってもやはり白黒

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好きを仕事にしたくない

「好きを仕事に」

いつしかこのキャッチコピーは、現代人が働く上での「正義」になってきた気がしてならない。そしてこの「正義」は鋭いカマのように振りかぶり、しばしば自分の肩にぶっ刺さっていることがある。

会社員なら一日8時間(あるいはそれ以上かもしれないが)、仕事をする。一日8時間も時間を費やすことだから、できるだけ苦痛にならないことをやった方が気持ちは楽だし、気分も良いだろう。好きなことを仕事に

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「共通言語」を持つこと

私は時々、DJをやる。DJといっても大きなクラブのパーティーなんかで回すわけではなく(大きなクラブは苦手だし、人混みも好きじゃない)小さめのバーで好きな音楽をゆったりと流す程度だが、それでもありがたいことに時々イベントで音楽を流させてもらえることがある。なんせ飽き性なのでいつ飽きが来るだろうかと思っていたが、案外にもDJは趣味として細々と続いている。

先日、あるイベントでDJをさせてもらえる機会

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