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2018年になったじゃん。

2018年になった。みんなあけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

大晦日、私も例によってFacebookやTwitterやブログかなんかで【2017年の振り返り!】【今年もお世話になりました!】とかやりたかったんだけど、できませんでした。ばあちゃんちでばあちゃんのおはぎ食べたら全やる気がなくなったし、おしゃべりオバケのいとこがめちゃくちゃしゃべりかけてくるし、紅白見ながら歌手の衣装やパフォーマンスに一つ一つ文句をつけていくのが超忙しかったので、自分の振り返りをするヒマなどありませんでした。

だからいまやります。

2017年はどんな年だったんですか

一年の終わり頃になると、「今年もあっという間だったなあ」という台詞をよく聞きます。私も今までは、6月になると「もう今年が半分終わっちゃった!」10月くらいになると「え、今年あと2ヶ月しかないじゃん!」そして12月になると「は?もう今年終わるじゃん!この調子じゃすぐにしんでしまうな」と言います。

でも、不思議なことに2017年は一度も「あっという間だ」という感情が沸きませんでした。むしろ「今年クッソ遅いな、全然終わらないな」と思いました。なんとなく2017年を振り返ると、いろんなことがありすぎて「私は2017年だけで2~3年分生きていたんじゃないか」と思うくらいでした。(そのくせ大晦日とお正月はすぐに終わってしまいました。もっとばあちゃんちでダラダラ堕落したかったです。)

2017年は、いろいろなことがありました。っていう台詞は毎年のように言っているのでありきたりだ。いろいろな感情を抱けた年でした。と言った方が私はしっくり来るかもしれないです。

✳︎自分は案外、素直な人間だった

2017年は自分に正直に、これまでよりもずっと素直になれた一年だったな、と思います。たくさんの人に「素直だね」と言われた年でした、良くも悪くも。私も自分の素直さを自覚したと同時に、自分はこんなにも素直な人間だったんだと驚き(と呆れ)を感じた年でもありました。

素直さゆえに、人が普段考えることをやめてしまったどうでもいいことを真剣に考えたり、一つの出来事に対してあれこれ思考を巡らせたりすることができました。でもその代償として「なんかずっと変なこと考えている」「中二病を引きずっている」「ひねくれている」みたいなイメージも生まれてしまいました。でもまあなんでもいいです。

✳︎2016年の"点"が、2017年に"線"になった

それから、2017年は"2016年の続き"だったんだなーと思う瞬間がたくさんありました(だから2年分くらい生きた心地がしたのかもしれないけど)。2016年のちっちゃな点々が、2017年に一本の線で繋がったような感じ。ちょっとだけ説明します。

2016年はスペインに留学していました。留学中めちゃくちゃヒマだったのでいろいろヒマつぶしをしていたのですが、その頃は「これは果たして役に立つんか?」と思っていたヒマつぶしが、2017年にけっこう役に立ったのです。

いくつかありますが、そのうちの一つがブログでした。

留学中YouTuberにでもなろうかと思ったんですが(これはマジ)、ビデオに映る自分の演技力のクソさとしゃべりの下手さに絶句し、「じゃあもう書く方でいいや、Bloggerでもなんかかっこいいじゃん」と妥協策で始めたブログ。これが、図らずもその1年後、2017年の私のちょっとした武器になりました。別に大したことを書いているわけでも、毎日更新しているわけでもないのですが(更新頻度がオリンピック並に低い)、自分の好きなことや苦にならないこと、楽しいと感じる瞬間、そして今のところもっとも得意な表現方法が「書くこと」なんだなーと認識できたのは、私にとってかなり大きな発見でした。

✳︎すてきな人間に出会った

あと、2017年は私にとってキーパーソンというか、心に残る人々に出会えたことがすごくよかったと思います。新しい出会いがたくさんあったというわけではなく、人との関係性を磨いていく中で、その人の本当の姿に出会えた、みたいな感じです。

今まで"ただの友人"だった人の意外な一面が不覚にも見えてしまい(見せてくれた場合もある)、「へえ、この人こんなこと考えてたんだ」と思ったり、「あ、私この人は大丈夫だ」と思ったり、「この人との関係はちょっと大事にしていきたいな」と思ったりすることがありました。私はあまり他人に興味を持つことが得意ではないのでそれが自分でもちょっとイヤなとこだったりするのですが、2017年はそんな私にも「この人すきだな」「この人すごく面白いな」「この人のファンになっちゃったな」と感じてしまう人が、実は何人かいました。とてもうれしかったです。

反対に私に「いつも読んでるよ」「あなたの考えること面白いよ」「ファンだよ」と言ってくれる人が自分の想像以上にいたのも、すごくうれしかったです。

あとは、自分の特性とか得意なこととか苦手なこととか嫌いなこととかやってみたいこととか、ちょっとわかった気がします。それは書くとキリがないのでここで書くのはもういいや。自己分析とかやったことないけど、無意識に自分であれこれ分析していたのかもしれません。

結果的に、2017年は今まで重ねてきた年の中で、わりと好きだった年になりました。

2018年はどんな年にしたいですか

1年後はどんな姿になっているとか、5年後は何を達成しているとか、私はあまり興味ないです。そういうのはわかりません。

でも、「今年はこんなふうに過ごしてみようかな」っていうちょっとした目標というか、イメージみたいなものはあります。

2017年に他人に言われたことと自分で認識したことの一つとして「頭の中にあるイメージや感情を表現するのが得意だ」というのがあります。これまでいくつかのタイプの文章を書いてきましたが、ああ、つくづく私は感情人間なんだなと痛感しました。実際に体験したことや、抱いた感情や、一度"自分の身体"というフィルターを通ったものじゃないと上手に表現するのが難しいタイプの人間なのかもしれません。

そんな私ですが、実は、もう少しいろいろなものを表現してみたいと思うようになりました。

でも表現するためには、自分でいろいろな感情を生成して、味わって、それから体外に出す、という行為が必要になりそうなのです。そして、いろいろな感情を生み出す材料としていろいろな経験をする必要がありそうです。

いろいろな経験をするのは、ちょっとこわいし、きっと疲れるし、いやなこともありそうです。自分を消耗してしまう可能性も大きいです。でも、私の周りには幸いにも家族や味方になってくれる人々がいるので、苦しくなっちゃったら頼りたいと思います。苦しそうだったら、助けてください。お願いします。

とはいえ、いろいろな経験と言えど何でもがむしゃらにチャレンジするつもりはありません。チャレンジの基準として、"長い目でみたときに最終的には自分がいい気分になれる経験かどうか"が一番大切だと思っています。なぜなら、私は自分のことが好きだから、なるべくいい気分にしてあげたいのです。

2017年はたくさん自分について考えて、わがままもして、周りの人にいっぱい助けてもらえて、ラッキーな年でした。2018年も好きにやるつもりです。でも、2018年は自分だけじゃなくて、ちょっとずつ周りの人もいい気分にしていけるようになれたらいいなーと思います。

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