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-ドクダミの虫刺され薬- 飾れる薬。

帰り道にドクダミの花を摘んで、虫刺されの薬をつくっておきました。

これから田植え、草刈り、と虫刺されが多くなる季節。

蜂、蚊、虻など色々ありますが、主な犯人はこいつ。

この辺の呼び方で通称「せせり」。ハエ目カ亜目ブユ科の蚊の仲間。ブユ。もうね、この小さいセセリが田植えなんかしてると無数に寄ってきます。

蚊と一緒で、雌が吸血しに来ます。しかも噛み付いて血を吸うので痛痒いです。それが数十匹、一斉にわさわさ来ます。

噂では黄色やオレンジの服には寄りづらいらしいのですが、個人的に黄色やオレンジなんて明るい色は似合わないので刺されっぱなしです(笑

そんな時、とっても効くのが「ドクダミの虫刺され薬」。

毎年、花の咲くこの季節にまとめて数年分をつくっておきます。

作り方はとっても簡単。「ドクダミの花を摘んで、35度の焼酎に漬けるだけ」はい簡単。ちなみに4枚の白い部分は総苞片という部分で、本来の花は上の写真でいう黄色い部分です。特に気にせず、白い花びらのようなところの下から摘むといいです。こんな感じ。

虫刺され薬をつくるなら、漬ける用の小瓶を持って行って、直接そこに放り込んでいくのが楽です。気になる方は一度花を洗うんでしょうが、個人的には成分が薄くなるような気もするので、(何より面倒臭いので)洗わずにそのまま漬け込みます。

うちは瓶に花を詰めて持って帰って、昨年の余り物のホワイトリカーをそそぎます。これで完成。ドクダミの虫刺され薬。

完成とはいえ、すぐ使える訳ではなく、漬けてから数ヶ月ほど置いておくと写真の右のように琥珀色になります。そうなれば成分が出てるので完成。写真のは昨年つくった一年ものです。

市販の虫刺され薬だと、その辺に出しっ放しにするのもアレですが、これなら瓶のまま飾っておいてもあら可愛い。しかも効くんです!虫刺されのかゆみ止めにはもちろん、擦り傷や火傷、日焼けなど、お肌のトラブルなら個人的には何でもこれ一本。

ドクダミは葉をお茶にしても美味しいですし、万能ですね。ドクダミの他にも虫刺され薬ならヘビイチゴなんかも作ります。これはヘビイチゴの実とミント。

他にも、お肌のトラブル系の身近な薬草だと、スベリヒユの生葉を絞ったもの、ヒヨドリジョウゴの果汁、杉の青葉を焚いた煙...などなど色々ありますが、万能でお手軽という意味ではやっぱりドクダミが一番かな。

ドクダミは皆さんの身近にもたくさんあると思いますので、花の時期に是非つくってみて下さい。

※肌に直接塗るものなのでアレルギーなど各自お気をつけ下さい。

あ、ちなみにお薬のついでに書いておくと、こういう田舎ではマムシに噛まれる、蜂に刺される、なんてのは日常茶飯事なので軽トラに常時ポイズンリムバーも準備しています。刺されないのが一番ですね(笑

でわでわ、また何かつくったらこちらに投稿します。