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-草木染め①- 猪罠と草木染め。

ご無沙汰しております。

すっかり夏本番。というか、暦の上では「立秋」。え、もう秋の足音ですか?最近は村のお仕事で草刈りばっかりしておりました。毎日草刈り。それも一段落したので夏休みです。僕の夏休み。

で、夏休みは何をするかというと、「山と川」。毎日それの繰り返し。山は猪。川はモクズガニ 。山遊び。川遊び。忙しい毎日です。

さてさて。猪罠につかうワイヤーが不足してきたので、今日はそれを煮込んでました。ついでに草木染めをしたというお話です。

新品のワイヤーはギラギラ光ってるし、人工的な匂いはするし、猪が嫌がるそうなので、こんな風に樫の木の樹皮で煮込んで艶と匂いを消します。(この一手間は不要という猟師もいるし、僕も別に新品そのままでも猪は獲れますがおまじないみたいなものです笑)

猪の罠の話をはじめると長くなるので、それはまた別の機会に。

で、せっかく樹皮を煮込んで(結果的に)染液が出来たので手拭いを染めてみました。とはいえ、今回の草木染めは単なるどぶ漬です(笑

(以前、他の手拭いを染めた時の写真)ちゃんと草木染めする場合は、こんな風に染める前に前処理が必要です。綿のさらしの場合は、洗ってから牛乳、豆乳、呉汁などで「たんぱく質処理」をしておきます。が!今日は面倒臭いのでここはカット。何せ目的は猪の罠なので。

と、いうことで、たんに樫の樹皮にどぶ漬しただけの手拭い、完成。淡い茶色。猪の罠をかけに行く時はこの手拭いがいいかも(笑

染液につけた後に本来ならミョウバンなどを使った媒染を行いますが、ここもカット(笑 丁寧な草木染めは10月頃に書きますね。クサギの実が採れて、とてもいい青色の手拭いが染められるので、その時にでも。

あ、あと先日は柿渋の仕込みをしたので、そのうち柿渋の作り方と柿渋染めも書いておきますね。

それではまた明日も山か川で遊んでおります。暑い日が続きますので、みなさん熱中症などになりませんよう、お体ご自愛下さい。

でわでわ、また何かつくったらこちらに投稿します。

(次回は「柿渋の作り方と柿渋染め」)