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-ふき味噌- 春の足音、フキノトウ

春の足音、フキノトウ。

この辺で日当たりのよい場所だと1月1週目から顔を出しています。季節の楽しみですね。同じ「蕗の薹」でも、顔を出す時期が早いものと遅いものがあって、今日採ってきたのは謂わゆる「つくり蕗(ツクリブキ)」です。昔々誰かが植えたものが野生化してるやつ。同じ蕗でも自然に自生している「山蕗(ヤマブキ)」が顔を出すのはもう少し後になってから。香りは山蕗の方が少しいいかな。

さてさて。蕗の薹をとってきたので定番の「ふき味噌」を作ってみましょう。1回100gつくる際の基本的なレシピは以下の通りです。

ーー(ふき味噌の材料)ーーー

・蕗の薹(味噌100gに対して3、4個) ・味噌 100g(何でもOK)

・砂糖 50g                ・みりん 大さじ3

ーーーーーーーーーーーーーー

はい簡単。材料はたった4種類です。採ってきて、放り込んで、混ぜる。

でわ、作ってみましょう。

まずはたっぷりお湯を沸かしましょう。その間に、採ってきた蕗の薹の外側の固そうな葉は外して、泥などを水洗い。この時に黒くなった切り口なんかも外しておいて下さい。綺麗にしたらそのまま水に浸けておきます。

お湯が沸いたら蕗の薹を放り込んで「約2分放置」いわゆるアク抜き。

1分半〜2分たったらお湯を捨てて、冷水で冷まします。少しだけ水を出して、そのまま「約10分放置」。また放置です。あら楽チン。

…とは行きません(笑

茹でた蕗の薹を冷水にさらしている間(10分)に、味噌の方を準備します。

鍋に上の分量(たくさんつくるときは全部掛け算)で「味噌・砂糖・みりん」を入れます。「中火」で「照りが出るまで」「約3分程」混ぜます。完成したら一旦火を止めておいて下さい。

はい、味噌を混ぜ終わったらキッチンタイマーが鳴りましたね。10分経ったら蕗の薹を水から上げます。ザルで水を切ります。おおよその水切りが出来たら、適当に数個ずつ絞って下さい(強く絞る)。絞ったら「みじん切り」にします。みじん切りにして、また絞ります。

はい、これで「味付けした味噌」と「みじん切りにした蕗の薹」が出来たので、あとは混ぜるだけ。先ほどの味噌の鍋に放り込んで下さい。

蕗の薹を入れたら「中火」でまた「1〜2分程」混ぜます。

粗熱をとれば、はい完成! 季節の楽しみ「ふき味噌」。

明日の朝ごはんがちょっと豪華になりました。

近くに蕗がある方は是非つくってみて下さい。とっても美味しいですよ。

蕗の薹は「ふき味噌」の他、「天ぷら」「佃煮」「パスタ」「豚肉巻き」…などなど、色々な料理に使えます。「天ぷら食い飽きたぁー」「苦いの苦手ぇー」という贅沢なお父さんには少し小さく切って海老や牛蒡なんかと「かき揚げ」にしてあげるとビールがすすんで喜ばれますよ。

でわでわ、また何かつくったらこちらに投稿します。